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Runnin' Wild

ホビット 思いがけない冒険

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原題:”The Hobbit: An Unexpected Journey

このポスターおもしれー、「ホビット」なのにドワーフしか写ってないぞ。w

てことで新たに始まった「LOTR」のシリーズ。時代は遡って60年前、そしてフロドのあの時代へと続く物語です。

時はフロドたちの指輪の旅を遡ること60年前。ホビットの庄に住むビルボ・バギンズの元にやってきたのは灰色の魔法使いガンダルフ。彼がやってきた日の夜に、13人もの見知らぬドワーフがビルボを訪ねてやってくる。彼らと共に食事をしたビルボに告げられたのは、ドワーフの国を取り戻すための旅に加わって欲しいということだった。最初は行くことを渋っていたビルボだったがホビット特有の好奇心を抑えきれず、結局旅の仲間に加わることに。しかしそれは想像も付かないような大変な旅の始まりだった。

本来、先に書かれた「ホビットの冒険」は「指輪物語」の前日譚であり、そこにはひとつの指輪の話やゴラムのこと、ガンダルフとビルボの友情、そして中つ国に忍び寄る黒い影のことなどが語られている。「指輪物語」全6巻に比べると「ホビットの冒険」は1巻。でも今回の映画はそれを全3作と「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズと同じ長さで語ろうというのだから、その密度の濃さが窺える。もし同じ「濃さ」で作るなら、LOTRは全18作になるってことか!w

実際、映画は非常に濃い。LOTRでフロドがガンダルフを迎えに行くシーンから始まり、ビルボの60年前の回想へと繋がっていく。それはビルボが書いていた冒険譚の始まりだ。集まってくる13人のドワーフたちの背景や懐かしい裂け谷とエルフたち、ゴラムとのなぞなぞ合戦も詳しく語られ、元々LOTRの世界観を知っている人も知らない人も十分にその世界に浸れるはずだ。

ただ、その濃度なのでとにかく長い。170分、3時間に近くて水分補給を調整しないとヤバイ感じ。(笑)それでもきっとまたDVDでディレクターズカットとかになると20分くらい延びちゃうんだよなー。細かいところはDVDでチェックします。

ビルボ・バギンズにはマーティン・フリーマン。そーそー、「シャーロック」のワトソン博士の人ですねー。ガンダルフにはもちろん、イアン・マッケラン。ドワーフの王トーリンにはリチャード・アーミテージ。そしてドワーフの中では一番人気の出そうなキリーにエイダン・ターナー。
そして懐かしい顔もたくさん出てきます。老ビルボのイアン・ホルム、フロドのイライジャ・ウッドはもちろん、裂け谷のエルフたち、エルロンドのヒューゴ・ウィービングにガラドリエルのケイト・ブランシェット、さらに白の魔法使いクリストファー・リー。そしてもちろんゴラムのアンディ・サーキス。 恐ろしいのはガラドリエル、加工してるとはいえ歳取らねぇな、ホントにエルフか?w そしてゴラムとアンディ・サーキスの差がどんどんなくなってくるのが怖い。(笑)
監督はLOTRに続いてピーター・ジャクソン。この人が昔、肉屋のバイトしながら「バッド・テイスト」なんていう超低予算のスプラッター映画を撮ってたなんてのはもう誰も知らないんだろうなー。(笑)俺もLOTRの監督を彼がすることになったと聞いたときは耳を疑ったもの。もちろんこのあと2作を来年、再来年にかけてリリースしますよ。

長いので覚悟して観に行く必要はあるものの、その価値は十分あります。3Dでもう1回観に行こうかなー。

Written by ei

12月 17th, 2012 at 3:01 am

Posted in Movies,Roadshow

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