ボーン・レガシー
原題：”The Bourne Legacy“
てーことで仕切り直しです。原作も同じタイトルだったよーな……って、なんと原作者が違うんだ！知らなかった。しかも原作ともまったく違う話らしい。つまりこの話は、ラドラムのボーンシリーズを元にしたスピンオフってことだ。
謎の暗殺者、ジェイソン・ボーンがロシアで活動していた同じ頃。ボーンと同じくトレッド・ストーン計画によって作られたスパイ、アーロン・クロスは理由もわからぬまま山を越えて人里離れた山小屋に向かっていた。ボーン事件が明るみに出そうになったとき、政府機関は計画そのものを隠蔽するためにトレッドストーン要員をすべて殺そうとするが、アーロンはその危機を察して逃走。一体何が起こったのかもわからぬまま、アメリカに戻り真相を究明すべく動き始める。
確かボーンシリーズは4作目が出たって話までは聞いてたんだけど、実は元々の原作者、ラドラムのものではなくて（本人は死去）エリック・ヴァン・ラストベーダーによるものだったのは知らなかった。そしてこのシリーズ、確か最初はマット・デイモン主演で聞いてたんだけどいつの間にかジェレミー・レナーになってるし。でもまぁマットの今の体格ではボーンはむ（ｒｙ（人のこと言えない＞俺）。
てことでこの作品は「原作とは関わりが無く」「時間軸は交差してるものの映画本編とも関係ない」世界観を共有したふつーのアクション映画（笑）。まー、人気のある「ボーンシリーズ」の1作とすればヒットするのは間違いないし、それに見合った映画を作れば評価もされる。興行的に言えばまずは人に観てもらうことが一番だとすれば正しいとは言えるが。
映画のボーンシリーズの「CGをできるだけ使わないリアルなアクションシーン」という部分では、それなりに成功している。次も作れるよーな仕掛けを作ってるけど、このままいけばスーパースパイ大戦争。ｗ さーて、どーするんだろーね。
主演はジェレミー・レナー。「アベンジャーズ」の「ホークアイ」でスーパーヒーロー以上に大活躍してた彼、すでに”MI:5″なんて予定も見えますな。アーロンと一緒に逃げるのはレイチェル・ワイズ。「ハムナプトラ」シリーズからこっち、最近は見かけなくなってたけど久しぶりの登場。もう40越えてるんですね。他にはエドワード・ノートン、スコット・グレンなど。
監督はトニー・ギルロイ。
いずれにしろマット・デイモンは監督がポール・グリーングラスに戻らなければ出ないらしいし、あるとしても2015年以降とか。まーそれまで、アーロンくんに頑張ってもらいましょう。