若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ファミリーツリー

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原題:”The Descendants

ハワイのゆるーい感じが気持ちよく、家族の繋がりを見つめ直すきっかけになるかもしれないいい映画。ジョージがダンディではなく、普通のお父さんなところも逆に好感度アップだろーなーと。

弁護士のマットは仕事一筋でやってきたが、ある日妻がスピードボートのレースで事故を起こし、意識不明の重体に。3週間ののち、もう意識は戻らないであろうこと、本人が尊厳死を望んでいたことを知らされ、家族と親戚にそのことを伝えることになった。そんなとき、娘から知らされたのは妻の浮気。妻はマットと別れて浮気相手と一緒になるつもりだったという。仕事にかまけていた自分を反省し、妻が意識を取り戻したらもう一度夫婦になろうと思っていたマットにとっては大きなショックだった。

男は夫婦というのは何も言わなくてもわかっているものだと思っていて、しかも身勝手だから好きなことをしていても良いと考えていることが多い。でも実は、夫婦というのは紙一枚で繋がっている「他人」でしかなくて、だからホントはもっと話すべきことがたくさんあるはず。一方、血を分けた親子、あるいは親族は話さなくても通じるものがある。例えば長く会っていない兄弟でも、あっという間に昔と同じように話せるとか、結局考えてることは親子で同じとか。理解し合える部分が多いんだろうなと思う。

だからきっともっと夫婦は、家族はいろいろなことを話すべきなのだ。できるだけご飯を一緒に食べて、どんな些細なことでも話し合う。それだけで家族はきっと強い絆で結ばれる。うちの実家は夕食時にはテレビを消してその日あったことを話す時間にしていた。好きな食材があると先を争って食べたし、それ以上に話したいことを大きな声で話し合った。今でも実家の食卓に他の人たちが来ると、我が家の「うるささ」にびっくりするほど。それでも家族同士の気持ちの繋がりはそこから生まれたと思うし、夕食はとても豊かで楽しい時間だった。

この映画は家族同士の繋がり、さらに血族の繋がりなど、いろいろな人と人との繋がりを描く映画。浮気したまま意識の戻らない妻や、親戚一同に分配されなければならない先祖から託された広大な土地のことなどともすれば暗くなってしまう話題なのに、最後までゆったりとした気持ちで観れるのは、ひとえにハワイという島の持つゆったりとした空気の成せる技かもしれない。少なくとも都会に住んでいたら、もっと暗い話になっていただろう。もっと家族同士、親族同士の繋がりを大事にするべきなのかなぁと思わせてくれる。

主演はジョージ・クルーニー。ゴールデングローブ賞他で主演男優賞も獲った彼。いつものダンディさではなく、ちょっと野暮ったい親父さまを好演。娘役にはシェイリーン・ウッドリー。これまでテレビの仕事が多かった彼女も各映画賞を受賞して、これからが楽しみな20歳。
監督はアレクサンダー・ペイン。「ジュラシックパーク3」の脚本書いた人なんですな。

一生のうちでそんなに長くない、家族と過ごせる時間を大切に。

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Written by ei

5月 27th, 2012 at 9:14 pm

Posted in Movies,Roadshow

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