ダーク・シャドウ
原題:”Dark Shadows“
もうちょっと笑える映画かなーと思ってたんだけど、結構ドロドロしてたというかダークファンタジー。ジョニデが出てればいいのか!という。あ、俺はバンパイア映画で久しぶりにクリストファー・リーが見れて幸せでした。もちろんこれはオマージュでしょうねぇ。
18世紀にアメリカに渡ってきたコリンズ一族。その跡取りであるバーナバスは召使いのアンジェリークに手を出したが、愛しているわけではなかった。しかしアンジェリークは実は魔女。想いが叶えられないことでコリンズ一族に呪いをかけ、バーナバスの両親と恋人の命を奪い、バーナバス自身はバンパイアにして土中深くに埋めてしまう。200年の時が過ぎ、ある工事によって掘り出されたバーナバスが屋敷に戻ると、コリンズ一族は没落して今にも潰れそうな状態だった。一族の危機を救うため、バーナバスは隠していた財宝を取り出し、再建に着手する。
1960年代のテレビシリーズを映画化したものだそーで、「アダムズ・ファミリー」みたいなもんかと思ってもう少しケラケラ笑えるのかなーと思ったんだが、以外にホラー色が強いというか、笑えないんだなぁ、これが。バーナバスはふつーにバンパイアとしての生き方だし、屋敷の中には幽霊飛んでるし。もっとコメディに振っても良かったんじゃない?っていう感じで、期待したものとは違ってて残念というか。
主演はもちろんジョニー・デップ。いつものよーに奇妙なメイクで出てきます。まぁメイクしててもティム・バートン映画なら気にならないらしいしなー。ヒロインというか魔女アンジェリークにはエヴァ・グリーン。正しいヒロインはベラ・ヒースコート。他にはクロエ・グレース・モレッツ、ミシェル・ファイファー、そしてティム・バートン映画には欠かせないヘレナ・ボナム=カーター。
監督はティム・バートン。変わった映画を撮ることで名を馳せた彼も今や押しも押されぬ大監督。次回作はなんと”FrankenWeenie“というアニメです。
まぁ幽霊あり、バンパイアあり、ライカンあり、魔女あり、サイコな人もいたりして小道具は全部揃ってる。でもなー、バンパイア映画の基本は光と闇の闘いなわけで、それがまったくないってのもなー。ちょっと残念。