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Runnin' Wild

ステキな金縛り

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「ステキな」とくると後ろになぜか「片想い」と付いてしまうのは俺だけ?つーか前から想ってたけど、ちょい役に無駄にスター使いすぎ。そっちに気が行って集中できないよ。お話自体は面白いのに。

小さい頃に亡くなった父の跡を継いで弁護士になったエミ。しかしドジでどうしようもなく、被告から担当を変えてくれと言われる始末。 そんな彼女が任された「コレがダメなら辞めろ」と言われた事件は、妻を殺したという男 矢部の弁護。しかし矢部は「自分にはアリバイがある、犯行時刻には旅館で金縛りに遭っていた!」という。真実を確かめるべく件の旅館に泊まったエミの前に現れたのは、落ち武者の幽霊、更科六兵衛。エミはこの幽霊を、証人として法廷に立たせようとする。前代未聞の裁判が今、始まった!

俺の中で三谷幸喜といえば「十二人の優しい日本人」で、あれを超える作品は後にも先にもないと勝手に思ってる。そしてこの人の脚本はやっぱり舞台演出の方がいいと思うし、今回のお話も30分ちょっと削って舞台にした方がいいんじゃないの?という部分がたくさんあったりするのがもったいない。法廷シーンだけで作れば舞台に乗せられるでしょ、コレ。

そしていつも人気のある三谷作品だけあってあらゆる人が「出たい!」というんだろーなというのも分かるんだけど、それを「切る」勇気を持つことが映画製作、舞台製作なんじゃないだろうか。そーいう意味で、誰も彼も受け入れすぎて無駄が多い。チョイ役で「ああっ!」ていう度にお話そっちのけになって現実に引き戻されるというのは正しいあり方とは思えない。

「十二人の……」がよくまとまってるなと思うのは、当時まだ無名の役者さんをつかって、ひとつの部屋で繰り広げられるコメディにしたという点にある(つまり今回とは正反対)わけで、そーいう意味では今回の映画で認められるのは、深津っちゃんのかわいさだけだと言い切っても良いだろう。(爆)アイデアも展開も面白いんだけどねぇ、無駄多すぎ。せめてあと30分削って、2時間に納めるべき。

実は三谷作品が人気があるよーに思えるのは、ちょうど映画館の繁忙期を避けて映画を公開しているということもあるんじゃないかとか思っていたりする。11月ってのはクリスマス、お正月を控えて、邦画では文芸作品とかが多い。洋画もビッグタイトルは出てこない時期に、あれだけ大々的にテレビで宣伝してしかもスターをあちこちに配した映画を公開すれば、観に行く人は多いだろう。そしてヒット作にすることで次の映画製作も可能になり……と、上手に日本の商業サイクルに乗っかった映画作りなんだなということも感じられてしまう。……素直に映画観てればいいのにね。やっぱりダメだわ。

主演は深津絵里。もうこの人は「1999年の夏休み」(映画デビュー作だそーで)からずーっと見てるんだけど、変わらないねぇ。今回もドジでマヌケででも可愛くて憎めない弁護士役を好演。落ち武者役には西田敏行。まぁあの人だからこそできるとも言える役。他には竹内結子、阿部寛、中井貴一、KAN、浅野忠信、市村正親、草彅剛、生瀬勝久……と挙げればキリがないので割愛。いや、ホントに、キャスティングって言葉考えようよ。
脚本、監督は三谷幸喜。

やっぱり三谷幸喜は舞台の人だと思う。舞台やってていいんじゃないのかなぁ。ダメかなぁ……。

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Written by ei

11月 7th, 2011 at 12:30 pm

Posted in Movies,Roadshow

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2 Responses to 'ステキな金縛り'

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  1. 未見なんですが。
    その辺り諸々を仕切れるプロデューサーがいない、というのが問題なんでしょうね。

    biomax

    7 11月 11 at 23:02:41

  2. そーなんですかねぇ。
    なんかフジテレビ系バラエティのノリがね、すごーくするんですよ、映画の中から。面白いんだけど、ダメなんじゃないかという。

    ei

    7 11月 11 at 23:18:43

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