若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

世界侵略:ロサンゼルス決戦

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原題:”Battle Los Angeles

うわ、ポスターの日付……。GWあたり公開予定だったのが、震災でずれ込んだこの映画。別にふつーの戦争映画だった。地上に敵がなくなったアメリカは、今度は宇宙と戦うのねーと。

全世界に降り注いだ流星群。しかしそれは大気圏で燃え尽きることなく大都市の沿岸部に着水。しかも着水時に速度を「減速」した。これが自然のモノではなく人工物体であることを察知した米軍は直ちにデフコン3を発動、これは人類に対する「侵略」であると定義づけ、全軍を動かす。しかし敵は恐ろしく強力な火力を持って一気に上陸を開始した。中東出兵時に部下を死なせたことを気に病んでいた海兵隊員のナンツは除隊を決意していたが、すでに敵地となった地域へ民間人を助けるための部隊に配属される。タイムリミットは5時間。果たして正体さえ分からないエイリアンに対して、人類は抵抗できるのか?

エイリアン侵略モノは今年の流行……ってのは「スカイライン-征服-」のときに書いちゃった。二つの映画を観比べてみると、映像的には確かに近いモノがある気もするけどまったくのベツモノ。同じアイデアというか映像を使った別映画だ。こちらの方がハードボイルドというかリアリティがあり、対してスカイラインは漫画的に感じられる。

とはいえドンパチする映画なのでストーリーがないという点では同じか。ただこちらでは「優秀な海兵隊」によって反撃の端緒を掴むまでのお話で、かなり対等に渡り合えちゃったりする。果たして宇宙からくる敵はこんなにもろいだろうかね。で、観ていて感じたのは「アメリカは戦争映画がウケないから、こんな形で戦争映画を作ってる」んじゃないかという。ま、つまり国威発揚、徴兵映画というか。ほーら、俺たち強いだろ、負けないだろ、お前もここにきて俺たちと戦えよと。そんなメッセージを感じたのは俺だけではないんじゃないかなぁと。

主演はアーロン・エッカート。「ダークナイト」のトゥーフェイスだったけど、出演映画に次回作が出てないってことはそこには出てこないのね(あ、死んだか)。 他にミシェル”ヴァスケスぃ”ロドリゲス(笑)、Ne-Yoなど。
監督はジョナサン・リーベスマン。 なんと次回作は”Clash of the Titans 2″。あのどーしようもない映画の続編を作ってどーすんだよおい。(笑)

これで今年の侵略映画は終わりかな。まーどれもぼちぼちだったなぁ。(笑)

Written by ei

10月 8th, 2011 at 2:34 am

Posted in Movies,Roadshow

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