ザ・ウォード/監禁病棟

原題:”The Ward”
そしてとうとう10年振りの新作は、カーペンターには珍しいサイコスリラー。これまたストレートなというか、つまりこの人は裏も表もなくストレートなんだな、常に。w
下着姿で森を走り、農家に放火した女、クリステン。錯乱状態の彼女は警察に捕まり、精神病院の閉鎖病棟に入れられることになる。そこにいたのは同じように精神を患う4人の女たち。クリステンは正常であることをアピールして治療を拒否し、何度も脱走を試みる。そうしているうちに、他の女性たちが1人、また1人と消えていく。そのカギを握るのは、やはり同じ病棟にいた「アリス」。彼女の亡霊が患者たちを殺しているのか?
何を書いてもネタバレになる、というかまぁ早い段階である程度はわかるので、最後のオチはなんなのかを考えながらみるお話。まぁ「○○○・○○○○」なんだけどさー。女性だけの監禁病棟の下りは「エンジェル・ウォーズ」みたいだなーと思ったけど、あれに比べりゃこっちの方がお話がある分面白い。(笑)
何を撮っても結局B級映画になる(というかカーペンター節になる)カーペンター、この映画もちゃんとそのままB級映画。w そしてトークショーでも言ってたけどカーペンター、女性に対して容赦がない。それこそ「エンジェル・ウォーズ」が萌えとか女性の美を見せる映画だったのに対して、どんなに綺麗な女性でもストーリーを進める上で必要なモノとしか考えてないんだろうなぁ。だってあの酷かった「ドライブ・アングリー」で唯一の救いだったアンバー・ハードをここまで化粧っ気なく、ふつーの人に撮っちゃうんだし。(笑)
でもB級映画って実はそーいうことなのかもしれないなと。キャストに金を使えない→誰が出てても関係なくストーリーさえちゃんとしてればいいと。ハリウッド映画は大スターをドーン、あちこちロケしたりCG使いまくりでドーン、なのに対して、ちゃんとしっかり作り込んであるからこそのB級映画なのかもしれない。
ということで主演はアンバー・ハード。次回作はもうじき公開の”The Rum Diary“でジョニデと共演。いよいよハリウッドスターへの道を駆け上がるか。他にダニエル・パナベーカー、リンゼイ・フォンセカなど。
監督はもちろんジョン・カーペンター。リメイク版の”Halloween III“に関わってるみたいですが、次回作はどーすんだろうなぁ。62歳、まだまだ頑張って欲しいですよ。
また改めてカーペンター作品観直したいなぁ。DVDからリップしたのは何本かあるんだけど、劇場にかけてくれないかな。あの規模ならよゆーで満席になるでしょ?「カーペンターオールナイト」とか「ロメロオールナイト」とか希望。w