僕が結婚を決めたワケ
原題:”The Dilemma“
これは日本での宣伝の仕方が悪い。そもそもラブロマンスではなく、男の友情を描いた映画だもの。
大学時代からの親友で、今は小さな車関連の仕事をしているロニーとニック。ロニーはニックとジェニーヴァの夫婦を「理想」と感じていて、今つきあっている最愛の女性、ベスとの結婚を決意していた。クライスラーとの大きな仕事のチャンスを掴んだ二人だったが、ある日ロニーはジェニーヴァの浮気の現場を目撃してしまう。ロニーは大きな仕事を抱えて苦しむニックに、そのことを言えないでいたが、そのジレンマがどんどん悪い方向に……。
原題の通り、ジレンマに悩む男の話で、しかも解決の仕方もとても男同士でしか理解できないパターンなので、これを彼女とデートで観に行ったら「?」になるんじゃないかとか。でも日本での宣伝はそーいう方向になってる気がする。ま、そもそも主役二人がイケメンじゃないところに、すでにそーいう映画じゃないよっていうのがにじみ出てるんだが。(笑)
ま、最終的には「親友だから」どっちが彼のため?ということになるんだけど、どんなに親友でも夫婦の間のことに関わるべきじゃないと俺は思うかなぁ。あーでもその状況になってみないとわからないか。ただ答えを見つけるのはやっぱり夫婦の間であって、それに第三者が口を出すべきじゃないんだろう。
主演の二人はヴィンス・ヴォーンとケヴィン・ジェームス。どちらも「むさい」男ですな(失礼)。で、女優陣はジェニファー・コネリーとウィノナ・ライダー。ジェニファーは歳を重ねる毎に美しくなってるなぁ。ウィノナは……ああ、歳月とは残酷な(さらに失礼)。きっとそーいう役所だから、しかたないんだ、うんうん。「ブラック・スワン」が楽しみですな。
監督はあのロン・ハワード。こんな映画も撮るのねーというか、そうかそりゃラブロマンスじゃないわなと。
誰もが納得できる終わり方ではないかもしれない。俺は男としては理解できるけど、俺の中の「ラブコメ好き脳(笑)」は良い反応をしていないので。笑い飛ばせるよーな映画でもなく、びみょーな関係にある人は考えてしまうかもしれない。まぁ、人それぞれか。
今年の映画の目標は「週1」ということにしたので、とりあえず黙々と消化していきます。来週は「グリーン・ホーネット」の予定。w