エアベンダー
原題:”The Last Airbender“
ハリウッドの人が作ろうとした香港映画。(笑)こーいう領域は香港映画に任せとけば良いのに。
気、火、水、土、4つのエレメントとそれに関わる精霊によって世界が形作られていた時代。四つのエレメントを司る国はそれぞれが均衡を保っていたが、火の国が反乱を起こしたことで世界は戦乱の世に。強大な力を持つ火の国は南の水の国を滅ぼし、土の国も征服して、さらに勢力を拡大しつつあった。
南の水の国の最後のベンダー(精霊の力を操れる者)、カタラはある日兄と共に氷の下の物体を発見。そこから現れたのはアンと名乗る少年。彼こそ100年以上前に消息不明になった全てのエレメントの力を操れる者、アバターだった。 戦乱の世を治め、均衡を取り戻せるのはアバターしかいない……。しかし彼はまだ「気」の力以外操ることができなかったのだ。
なんかダイジェスト版みたいにストーリーが進むなぁと思って見てたんだが、これでもまだ3部作予定の1作目。なんでシャマランがこの映画?と首を傾げたくなるような話だが、個人的にはまぁ楽しめたというか、ハリウッドで作った香港映画というか、まぁとにかく不思議な感じのお話でした。アメリカでは酷評されてることもあり、果たしてちゃんと3話まで作れるのかが心配。展開としてはきっと火の力を教わるのはあの人だろうし、最後は共に手を取り合って……。とまぁ、きっとこれからが楽しくなるところなのだ。だからこそ1作目の評価で先を作らなくなるのは残念な気が。
主人公アンには新人ノア・リンガー。火の国の王子ズーコにはデーヴ・パーテル。ヒロイン カタラにはニコラ・ペルツ。一番渋いアイロ将軍にはショーン・トーブ。
監督はM・ナイト・シャマラン。このところイマイチな作品の多い彼としてはそろそろヒットが欲しいところではありますなぁ。
夏休みお子様向け映画としては楽しいんじゃないかと。少し駆け足なストーリー展開が残念。