若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

アイアンマン

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原題:”Iron Man

そう、これがマーヴェルの野望の始まり。

武器商人として「天才」の名を欲しいままにする男、トニー・スターク。新たな武器のデモンストレーションで訪れたアフガニスタンでテロリストに捕まり、新兵器を作ることを強いられる。そこで彼が目の当たりにしたのは、自分が作っている兵器で人々を殺し続けるテロリストの姿……敵も味方も同じ兵器で殺し合っているという現実。世界の秩序を保てると思って提供していた兵器は、世界の混乱を招いていたのだ。そしてトニー自身も爆発によって心臓付近に破片が入り込み、強力な磁石なしでは死んでしまう状況に。しかしトニーはその環境から逃げ出すために、新たな発明を行い、さらに脱出のための武器を作り上げる……。それこそがアイアンマンの原型だった。

どこの武器商人も、そして武器を使う人もそういうのだろう、世界の秩序を守るために武器を作っていると。しかし最強の武器に対して最強の武器をぶつけあうということがどれほどの矛盾に満ちたことであるかということをアメリカも知るべきだ。ま、この映画は結局そーいう矛盾に満ちた武器を生み出してしまった男の話なわけだが……。
#政府機関の名前が「SHIELD」なのはその「矛盾」そのものを言いたいのかと

とかそーいう難しいことは考えず、楽しんじゃえばいいんだよな、漫画なんだしさ。(笑)

順番は前後したが、実はこちらがマーヴェルスタジオ一作目。なのでこの映画の最後にあの人が出てきてあの話をするのは正しいわけで、そーいえばハルクのラストシーンではトニー・スターク本人も出ている。ということは次作ではSHIELDの結成に関わる“Captain America“誕生の話へと繋がっていかなければならない。(時系列的にはこっちが先なはず)公開は2011年予定か……。(その前に”Thor“がある) ま、いずれにしろマーヴェルスタジオはこのAvengersシリーズを作るために生まれたと言っても過言ではないわけで、実は「スパイダーマン」シリーズにも連なる一連のマーヴェルワールドの構築はこれからだ。ネタだけはいっぱいあるし、今の技術ならできないことはないし(笑)、いいんじゃないかねぇ。

主演はロバート・ダウニー Jr。TVシリーズなんかに身を落としたりしつつ、ここで堂々の復活。続編も決まってひと安心てところか。ヒロインにはグウィネス・パルトロー。他にジェフ・ブリッジス、テレンス・ハワードなど。
監督は ジョン・ファヴロー。「ザスーラ」を撮ったこの人、元々は俳優さんなんですな。現在は”Me and My Monster”に取りかかり中。

とりあえず2製作も決定して、まだまだ始まったばかり。固いことは言わずに楽しもう。(笑)

Written by ei

10月 6th, 2008 at 11:19 pm

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