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Runnin' Wild

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを開放せよ!

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ん〜、7年振りか。まぁここまでが限界かなぁと。ちょっと待たせすぎたよね。

前作から7年。湾岸署の厄介者、青島もようやく強行犯係係長になっていた。手狭になった湾岸署はちょうど引っ越しで上を下への大混乱。そこで起こる、金を盗まない銀行強盗やバスジャック。さらには最新のセキュリティシステムを導入したはずの新湾岸署から青島やすみれさんの拳銃が盗まれるという事件も。混乱が加速していく中、盗まれた拳銃を使って最初の殺人事件が起こる。盗んだ銃で無差別殺人を犯すと宣言する犯人の要求は、青島が逮捕した9人の犯罪者を釈放しろというものだった。なぜ青島が?その黒幕は予想も付かない相手だった。

まぁまずは「おかえり」。この日を待っていた人も少なくないだろう。しかし7年は長すぎたかもしれない。織田くんも40を過ぎて(確か同い年)、登場するだけでまぶしい「スター」という時期を過ぎてきてしまったような気も。何よりいかりや長介の抜けた穴は大きい。大きすぎる。
相変わらずお話はドタバタ喜劇の中、警察官僚と現場、さらに本店と所轄の確執を描くという同じテーマ。このテーマもそろそろ違う方向に舵を切った方がいい気がするんだよね。もーそういう時代じゃないだろうと。そーいう意味ではもっと小栗旬の役柄を活かしたい感じ。

ん〜、つまり踊るシリーズとしてこだわりすぎて脚本がイマイチ面白くない。ミステリー部分はそれなりに面白いだけに、コメディ部分が無意味過ぎるところとか(昔から無意味といえば無意味だが、さらに無意味)。

しかもこの後に及んで新キャラを増やすというのも今ひとつお話に乗り切れない理由か。新キャラで伏線引くってことはこのあとまだ作るつもりなんだろうかとか、もしそーなら旬を過ぎてしまったこのシリーズをどうてこ入れするかとか、いろいろ考えてしまう。この映画展開にするなら、その前にスペシャルでもシリーズでもいいから1クッション置くべきだったかも。そしたら新キャラに戸惑うことなく映画に入って行けただろう。そー考えるともったいない。詰め込みすぎて失敗、みたいな。

主演はいつもの人たち。スター、織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎、スリーアミーゴズ(笑)。強行犯係の女刑事篠原夏美に内田有紀……ってああ、あれ、ずっと前にやったスピンアウトドラマの婦警さんだった彼女か!なるほど。他、小栗旬、伊藤淳史。
監督は本広克行。

個人的には雪乃さんこと水野美紀が出てないことがとても不満なんだが(まぁあのバカと結婚したことになってるしなぁ)、仕方ないのでこのあとTVシリーズかスペシャルをもう一本希望。このまま終わるのはよろしくない。

Written by ei

7月 4th, 2010 at 11:34 am

Posted in Movies,Roadshow

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