若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

パブリック・エネミーズ

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原題:”Public Enemies

たとえジョニデといえども悪党は悪党。でもその彼が孤独に追い詰められていく様を見てかわいそう……と思うのは、判官贔屓の日本人だから?映画の作りがそうだから?

1930年代、世界大恐慌の頃。ジョン・デリンジャーは微罪で入った刑務所から仮釈放されたあと、仲間たちを脱獄させてギャング団を結成。刑務所で学んだ銀行強盗のテクニックを使って、次々と銀行を襲っていく。ただ彼らは銀行の金は盗むが庶民の金は盗まない。しかも人を殺さずスマートに強奪するため、大衆からも人気を博した。犯罪者をもてはやす大衆に対して、連邦捜査局(のちのFBI)は彼のことを「社会の敵 No.1」、パブリック・エネミーと呼んだ。

実在したジョン・デリンジャーの最後の数年を描いたこの映画。調べてみるとほぼ史実に基づいていて、最後の瞬間は撃たれた箇所までしっかり再現しているところがいかにもマイケル・マン。ジョニー・デップも随所にそのスマートさ、かっこよさを見せつけて、監督と俳優ががっぷり四つに組んだ見応えのある映画になっている。相変わらずかわいそーなのはクリスチャン・ベールで、何でこの人はいつも脇なんだろうなぁ。まー主役にいても他の人に取られちゃうんだから、こーなるとジョニデ一人舞台って感じ。ある意味気の毒です。

ということで主演はもちろんジョニー・デップ。連邦捜査官にクリスチャン・ベール。デリンジャーと最後まで行動を共にする仲間、レッド役のジェイソン・クラークがいい感じ。TVシリーズばかり出てるよーですが、このタイプの人は好きだ。ヒロインにマリオン・コティヤール。
監督はいつでも男の映画でしびれるっ!なマイケル・マン。 今回も期待を裏切りません。同じバイオレンスな表現でも、タランティーノより全然好きだ。

ま、現代版「明日に向かって撃て」ですね。ジョン・デリンジャーがかっこよくてそれに酔える人なら楽しい=ジョニデファンにはたまらない出来です。w

Written by ei

1月 20th, 2010 at 11:43 pm

Posted in Movies,Roadshow

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