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Runnin' Wild

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ケータイ 2010年 夏モデル

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gketai.jpgやっぱうち的には置いとくべき画像はコレか。(笑)いや、買いませんがね。

さて、行ってきましたが。一言でまとめると「ケータイを売りたいのではなくコンテンツ(サービス)を売りたいソフトバンク、ハード屋さんと一緒にハードを売ってるケータイ屋なドコモ、そもそも周回遅れ走ってるレーンが違うau」という感じでしょうか。(笑)

月曜はauで、いつものようにいつものような発表会。競う相手がいないからなのかとても牧歌的で、「全機種防水!」(いや、ドコモやSBMは言うまでもなくほとんどそーですが)、「物理的に交換できるキーパッド!」(タッチパネルにすればよくね?)というなかなか緊張感のないもの。日本のケータイ文化をひた走る決意をしたということであれば、それはそれでいいような気もする。

ソフトバンクはいつもの孫さんの抜群のプレゼンで、メインテーマはTwitter、そしてUStreamという。ツイケーってのはある意味インパクトあるなと。回線もハードも関係なく、そこに載ってるサービスやコンテンツこそがメインというのは、裏に「回線のことは仕方ないんだよ」と言いたい事情も見え隠れする(Wi-Fiを推し進める事情もそこにある)ものの、進むべき方向がぶれてないし何より面白い。ケータイのハード面は土管でいいんだと割り切ってる。

ドコモがやってることは自社のインフラを利用した横綱相撲。ただその横綱のアタマはスマートフォン時代に対応できてなくて、カテゴリを作ってはみたけどそもそも理解してないから棲み分けができてないという皮肉。しまいにはタブレット端末をタンブラーと言ってしまうのは、自分の言葉で喋る孫さんと原稿丸読みな社長との違いだろうか。
ソフトバンクと違ってハード屋さんを大事にしたいんだろうなというか、ハードに重きを置いてるんだろうなと。だからデザインコラボモデルがあんなに並んで、ハードに付加価値を着けて売ろうとする。でももうそーいう時代ではなく、中身(=ソフトウェアやコンテンツやサービス)のいいモノが売れるというのはiPhoneが証明しているわけで。だって1デザインしかないものがあれだけ売れてるわけだからね。

魅力的なサービスやコンテンツこそがこれからの主戦場。それを理解してるのはアップルでありソフトバンクなんだろう。Nokiaだっていろいろなコンテンツを提供することで、自社で方向性を考えている。インフラ主導なのかコンテンツ主導なのか。そう考えるとドコモは今までの日本のケータイ文化のあり方をまったく変えてないし、ソフトバンクはすでに次のフェイズに移っているということなのだろう。

そのどちらの面にも善し悪しはある。ただ、ユーザーの方を見て話をしてるのはどっちだろうか。

Written by ei

5月 19th, 2010 at 12:12 am

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