メイズ・ランナー:最後の迷宮
原題:”Maze Runner: The Death Cure”
なんとも悲しい終わり方になってしまったなぁ。地味だけど「ダイバージェント」シリーズみたいに最後はビデオのみとかにならないで、ちゃんと最後まで映画館で上映できて良かったねと。
迷路に閉じ込められていた子供たちは、世界を滅ぼすフレアウィルスの抗体を持つ者であり、WCKDは彼らを犠牲にしてその治療法を見つけるための組織だった。仲間を裏切って、WCKDに着いたテレサと、連れ去られた仲間 ミンホを追って、トーマスたちはWCKDの本部がある最後の街にたどり着く。
途中、主演のディラン・オブライエンが撮影中に怪我をしたことで撮影が延期になっていた今作、1年遅れでよーやく完結。YA映画ブームもこれで終わりかなぁ。女性主人公が多かったこの手のシリーズの中では数少ない、ボーイズムービーで、その点に萌えた女子もいたかもしれない。トーマスとニュートの関係とかね、もうそのまま薄い本にできそう。(笑)
てことで配役陣は変わりません。トーマスにディラン・オブライエン、ニュートにトーマス・ブロディ=サングスター、テレサにはカヤ・スコラデリオ。ブレンダ役のローサ・サラザール、確かに「ダイバージェント」に出てました!(「ダイバージェントFINAL」でビデオで確認)。そしてこの人が、今年期待のお正月映画「アリータ:バトル・エンジェル」(「銃夢」のハリウッド実写版)でアリータを演じるんですなー。33歳だけど。(笑)
監督は3作通してウェス・ボール。
ま、とりあえず完結したというところを祝うべきだが、色々と悲しい終わり方で。まー確かにそうするしかないかなという気もするんだけど、トーマスはこれからどう生きていくんだろう。生き残った者たちでもう一度世界を作り直していくしかないんだろうけど、そのために払った犠牲(=人類のほとんどが滅亡)が大きすぎないかと。アメリカ人、そんなこと気にしないで生きてくのかなぁ。