電子コミックの未来
先週は忙しい中、電子コミックを2冊ほど入手。やっぱりこーなって欲しいなぁと。
まず個人的には読まない作家(失礼しました)な赤松健氏が試験運用を開始したJコミ。DRMフリーで課金コンテンツでなく広告モデルという点や、すでに絶版になっているコミックをユーザーがアップし、そこに広告を埋め込んでいくという斬新な手段などが注目される。テスト運用翌日に「45万ダウンロードあるのにAmazonアフィが0ってどーいうこと?」と嘆いていた件も、Amazonのシステムを理解していなかったことによる誤解とわかり、それなりにアフィリエイト収入もあった模様。すでにテスト公開の「ラブひな」全巻が100万ダウンロードに達するなど、なかなか好調な滑り出しだ。
ファイルはPDFでDRMフリーなのでどこにでも入れられ、非常に扱いやすい。iPadに入れてもこの通り、とても読みやすく、これなら十分に楽しめるレベルだ。Amazonリンクなどもあるようなので、ここは赤松氏の作品を買わないときでも(笑)Amazonで買い物をするときは積極的にリンクを押してから買い物をしたいところ。応援の意味でも。
#Amazonのリンクならもう少し増やしてもいいんじゃないかとか思ったり
#広告をどれくらいの枚数入れるかってのもはかりどころですかね
もう一冊はebook japanで配信開始されたゆうきまさみ氏の「機動警察パトレイバー番外編 運用マニュアル12章」という、NewTypeに掲載されて本編連載時には出なかった特別編。今年はゆうきまさみ氏開業30周年ということで企画展も開催され(行きます)、盛り上がっている中で登場。
こちらもiPhone用に出ているebiReaderをiPadで表示しているが、2倍拡大してもコンテンツそのものは綺麗に拡大表示される(クリックで実寸大が見れるので確認してみよう)ので 、問題なく読めるレベル。
ただこちらは1本だけ(37P)ってことで158円(税込み)。まぁ買ってもいいかなってレベルなのだが、他のコミックスは普通に315円〜とやはり少し高い気がする。1冊200円までに収まってくればどんどん読んでいこうという気になるんだけどなぁ。 あるいはまとめ買いで半額とか。
#小山ゆう版「お〜い!竜馬」全巻あるんだよねぇ……
#でも全巻揃えると1万円……( ꒪⌓꒪)
まぁ実際には電子化によってどれくらいコストが下げられるのかという点はそれなりに厳しいのも分かってる。でもやはり紙も流通もないとかすでにBookOffなら100円で手に入るとかそーいうの考えると、もう少し安くならないとなかなか手は出せないよなと。
そんなわけでとりあえずゆうきまさみ30周年記念本はこちら。企画展会場で買うとサイン会あるって?うーん、どうしよう……。
小学館 (2010-11-30)