スペル

原題:”Drag Me to Hell“
すでに大物監督になってしまったライミが、その原点を忘れずにいることに喜んだり。うんうん、これでいいんだ。
銀行の融資担当、クリスティンは突然現れた老婆のローンの返済延期を断ったことから老婆に襲われ、ジプシーの呪いをかけられてしまう。3日間、悪魔に悩まされたあげく地獄へと引きずり込まれてしまうという恐怖の呪いを解くには、老婆の条件を飲むこと……と老婆の家を訪ねるが、すでに彼女は死んでいた。果たしてクリスは悪魔と戦ってその呪いを解くことができるのか?
かつてサム・ライミの名を有名にしたのは、当時のスプラッタ映画ブームの中でも群を抜いて趣味の悪い(笑)「死霊のはらわた」(”The Evil Dead“)だった。その映像の不気味さと、不条理な中でぐんぐんストーリーに引き込まれていく様はやはり傑作だ。次作「死霊のはらわた2」以降はストーリーがどんどん怪しい方向に進んで世紀末救世主伝説になってしまうわけだが(笑)、とにかく勢いのある映画作りがライミ節。そして彼は「スパイダーマン」シリーズで、大物監督の仲間入りをすることになる。
その彼がほんとに久しぶりに撮ったB級ホラー映画がコレ。この手の映画、というかスプラッタ・ホラーを撮るのは「死霊のはらわた3」以来で、実に16年振り。大物になった彼が脚本まで書いて撮ったこの低予算映画は、やっぱりこの人は骨の髄まで趣味の悪い(笑)人なんだなぁと感じさせる。
ホラーやスプラッタで一番ヤなのは「生理的嫌悪感」を催す部分。音や映像による「驚かせ」要素はオマケみたいなもんで、実際に「やだなぁ」と感じるこーいう部分の描き方がちっとも変わってないのだ。もちろん一部はCG処理になっていたりするけど、やっぱりあの当時のライミがそこにあることを実感する内容になっている。言ってみれば現代版B級スプラッタホラーの教科書のような映画と言えようか。
主演はアリソン・ローマン。少しコンプレックスを持った、ふつーの人を好演。やっぱりスプラッタの主人公は女性がよく似合う。(笑)共演にMr.Macなジャスティン・ロング。まぁあとは適当で。w
監督はサム・ライミ。今回は兄であるアイバン・ライミとの共同脚本。……で、次回作以降を見てみると、”Spider-Man 4″は当然のことながら、なんと”The Evil Dead“のリメイクが! ライミ、いよいよスプラッタに回帰か。w
始まる前の予告編を見ながら、年末〜年始は監督で観る映画が目白押しなのに気付いた。「パブリック・エネミーズ」はあのマイケル・マン。ピーター・ジャクソンが「ラブリーボーン」、テリー・ギリアムの「Dr.パルナサスの鏡」。そしてジェームズ・キャメロン久しぶりの監督作「アバター」。うーん、どれもこれもすげー楽しみだ。w
ギリアムフォロワーとしては「Dr.パルナサスの鏡」がすごく楽しみです。
出演者も監督に負けない濃さ。絶対観ます。
(でも、本当は映画館で観るというより、自宅で細かくチェックしながら観るというのがいいのかも)
Take_yyz
30 11月 09 at 9:01:32 edit_comment_link(__('Edit', 'sandbox'), ' ', ''); ?>
前の「ローズ・イン・タイドランド」がちょっとアレでしたからねぇ。今回は予告編見る限りかなりギリアムワールド全開な感じで期待してます。映画は映画館で観て、チェックはビデオ化されてからと。(笑)
ei
1 12月 09 at 0:17:20 edit_comment_link(__('Edit', 'sandbox'), ' ', ''); ?>