アメリカン・アサシン
原題:”American Assassin”
これは新しいスパイアクション映画の始まりなのかしらん。てか、このミッチと「メイズ・ランナー」のトーマスが同じ人だったなんて……あまりに違うイメージで、ちーとも気づきませんでした。(笑)
バカンス先で彼女にプロポーズし、幸せの絶頂だったミッチ。しかし訪れたビーチで無差別テロが起こり、目の前で婚約者を殺されてしまう。復讐のため、格闘技を身につけ、射撃の腕を磨き、ついに目標と接触するミッチだが、現場にCIAが介入。ミッチは本国へ連れ戻されることに。しかし組織の後ろ盾なく、今まで誰も接触できなかった男に迫ったミッチを、CIAは特殊部隊へとリクルートする。
CIA工作員 ミッチ・ラップの誕生を描くこの映画、原作はやはりシリーズものらしく、既に14作も出ていて、このあとのシリーズ化にも十分対応可能……と思ったら、作者のヴィンス・フリンは前立腺癌で既に亡くなっていました(合掌)。日本で出てるのは2作目と3作目、そして今回の「アメリカン・アサシン」のみだけど、今後のシリーズ化、ありですねぇ。そのために若い主役を選んだんだろうし。ちなみに映画化企画はまだ生前の2008年から始まってたらしい。映像化見られなくて残念でしたね。
てことで主演はディラン・オブライエン。メイズ・ランナーの1年前の映画ってことは、ひょっとして怪我したのはこの撮影時か。次作はどれもまだプリプロの段階で、スクリーンで観るのはちょっと先になりそう。ミッチの教官 ハーリーにはマイケル・キートン。あまりアクション映画に出てるイメージないけど。敵役のゴーストには、テイラー・“ガンビット”キッチュ。ディラン・オブライエンと良く似ててびっくり。
監督はマイケル・クエスタ。
前半は結構ハードでいい感じなのに、後半がちょっとありきたりの軽いアクション映画になってしまったのがちょっと残念。評価もあまり高くなく、シリーズ化は無理かなぁ。