gifted/ギフテッド
原題:”Gifted”
もっと暗くて悲しい話を予想してたんだけど、案外サラッとしてて、何よりメアリーが可愛すぎてそれだけで十分。w ほらほら、ポスターでもピントが合ってるのはキャップじゃなくてメアリーの方です。
フロリダの田舎に暮らすフランクとメアリー。姉の忘れ形見であるメアリーを、フランクは普通の人になるように育てていた。7歳になり、小学校に行ったメアリーは、算数の授業で驚くべき才能の片鱗を見せる。実は彼女の母は世界的な数学者で、彼女もその才能を受け継いでいたのだった。
子供が望んでいないのに、天才的な才能を活かさないことは虐待だ!と言い張れるアメリカの司法制度は間違ってるよなぁと。ましてやそれを身内で争うなんざ、子供には見せたくない。そして子供不在で裁判が進んでいくっていうのもどーにかしてほしい。確かに7歳の子供に判断しろっていうのは難しいのかもしれないけど、それでも本人の希望することが一番だろうに。あんなことしてたら歪んだ子供に育つよね。
大人の世界の話は結構ドロドロしてるんだけど、それを補って余りあるメアリー役の主演女優 マッケンナ・グレイスの魅力。名優を相手に一歩も引かない子供としての演技力の高さは、11歳とは思えない素晴らしさ(上の前歯がないように見えるのは特殊メイクかなぁ、まさかこのために抜かないよね)。彼女の愛らしさを見るだけで十分に価値があリます。
てことで主演は、いつものムキムキな身体を封印して演技に挑むクリス・“キャップ”エヴァンス。もう「正義の人」としての顔が染み付いてしまった彼は、この先の役選びは大変そうですな。でもまだアベンジャーズシリーズは続くので(キャップの復活を熱望)、予告編を見ないで来年まで楽しみに待ってます。メアリーのマッケンナ・グレイスは7歳のときからTV映画など40本以上に出演してる、もー十分にベテラン。本人はひょっとしたら生意気なのかも?そしてメアリーの親友 ロベルタにはオクタヴィア・スペンサー。
監督はマーク・ウェブ。「(500)日のサマー」の人ですね(見てない)。
結局一番の幸せは、結局子供が笑って過ごせることなんじゃないかなぁと。