若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

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原題:”IT

ホラー版「スタンド・バイ・ミー」ですよね。(笑)

メイン州デリーで起こった子供の連続失踪事件。ビルも弟のジョージーが失踪し、すでに1年が経っていた。弟がいなくなったのは自分のせいと、ずっと自分を責め続けていたビルの前に「それ(IT)」が現れる。彼の友人たちの前にも姿を見せたそれ=ピエロの格好をした気味の悪い男は、常に彼らに恐怖を与え続けていた。それの正体はいったい何なのか。ビルと友人たちはその正体を暴こうとする。

「映像化に当たりなし」(笑)と言われ続けるスティーブン・キング原作の、とっても珍しい大ヒット作(「シャイニング」はあれ、キングだからじゃなくてキューブリックの映像が凄いんであって、キングの原作とは違うものと言われてるし)。実は1990年にTV映画化されててそっちは見た記憶が。ま、記憶に残ってるのはピエロ=ペニーワイズだけなんですけどね。

そしてこれはチャプター1ということで、そうだった、このお話って二部構成になってたんだったと思い出すなど。前半はホントに「スタンド・バイ・ミー」で、負け犬クラブ(ってちーとも負け犬じゃない)の子供たちと一人のマドンナが、ペニーワイズに立ち向かって行くという展開は実に美しい少年時代の思い出。しかも彼らが強いのは、悪夢よりずっと怖い現実を知ってるからというのはとても皮肉なことでありますな。

主演の子供たちはほぼ無名で、TVシリーズだったりした子役を集めてきたっぽい。ビルにはジェイデン・リーバハー、太っちょのベンにはジェレミー・レイ・テイラー。ジェイデンくんはこの後主演映画が2本も決まってて幸先明るそう。マドンナ ビバリーにソフィア・リリス。彼女はいいね、うん、可愛い。(笑)ソバカスだらけの飾らない顔も、15歳で他の子たちと同じくらいなのに大人びて見える印象も、この役にとてもよく合ってる。そしてこの映画の最大のポイントでもあるペニーワイズには、スカルスガルド家の四男坊 ビル・スカルスガルド。もちろんアベンジャーズシリーズでセルヴィグ教授役のステラン・スカルスガルドの息子さん。実物はとってもハンサムで、何とまー勿体無い。(笑)ちなみにスカルスガルド家は最初の奥さんとの間に6人の子供がいて、一人が医者になった以外は皆 俳優かモデルだそうです。
監督はアンディ・ムスキエティ。長編映画はこれが2作目とか?そして次回作は”It:Chapter Two”です。まーこの大ヒット、続編作らぬわけにはいかぬでしょうな。

後半は大人になった負け犬クラブの面々が、27年前の約束を果たすために再会するという展開になるはず。さて誰がキャストになるのやら。楽しみです。

Written by ei

11月 10th, 2017 at 12:49 pm

Posted in Movies,Roadshow

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