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Runnin' Wild

アルティメット・サイクロン

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原題:”Life on the Line”(2015)

邦題に偽りありな映画の一つですなぁ。あの嵐をサイクロンというのは全然無理がある。てかそもそもテーマはそこじゃない。命を賭してライフラインである電力を守る男たちの話だ。

ある嵐の夜、ラインマン(電力架線師)のボーは作業中の落雷で兄を失い、さらに病院へ向かう兄嫁が交通事故で死亡。一人残されたベイリーを引き取って育てることになった。それから十数年の年月が経ち、ボーは変わらずラインマンの仕事を続けていた。一方ベイリーは美しく成長し、ウェイトレスの仕事をしながら大学へ行く資金を貯めていた。

wikiにさえ「ディザスター・パニック映画」と書いてあるんだけど、全然そんな話じゃなくて、毎年事故で亡くなるラインマンを追悼し、これから先も増え続けるであろう事故に対して啓蒙しようという映画なので、実は嵐のシーンは最初と最後だけ。さらに言えばラインマンの仕事で死ぬのも劇中二人だけ。世の中はそれよりも面倒なことがたくさん溢れてるぞ、という結論になってしまったんでは啓蒙にもならないんじゃないだろーか。

実際、劇中でジョークとして言ったとしてもラインマンの仕事は4番目に危険な仕事だという。流れてる電流を考えればそれは頷けるところ。しかも広い広い国土のアメリカ。延々と続く一本道に電柱ってシーンはよく映画でも見る景色で、その電柱を守り、電気を流す仕事は確かに大変そうだ。まぁそんなところを見るのにはいいかもしれない。

主演はジョン・トラボルタ。すっかりおっさん。(マテ 最近あまり活躍を見ないけど、この手の無骨だけど誠実な男ってのは似合ってる。TVシリーズにも出てるよーですね。姪のベイリーにはケイト・ボスワース。美人だ。「スーパーマン・リターンズ」のロイスって彼女だった?(覚えてない) 他にはデヴォン・サワ、ギル・ベローズ、そしてこちらも久しぶりに見ました、シャロン・ストーン。さすがにすっかりおばあちゃん。(酷)ああ、美しい人に年月とは最大の毒ですなぁ。
監督はデヴィッド・ハックル。ずっと「ソウ」シリーズの美術監督をやっていてこの映画は監督としては3作目。

まー、これは邦題がダメな顕著な例と言っていいんじゃかかろーか。ふつーに人間ドラマとして見ましょうね。

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Written by ei

5月 7th, 2017 at 9:13 am

Posted in Movies

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