インフェルノ
原題：”Inferno”
脚本、監督も同じで主演も同じということでタッチが同じなんだけど、今回興行収益が振るわないのは、そろそろトム・ハンクスという人が飽きられてるんじゃなかろーかとか。ラングドンシリーズじゃなきゃ観に行かなかったかもなぁ。
病室で目覚めたラングドン教授は頭に傷を負っており、ここ数日の記憶も曖昧なまま地獄を思わせる幻覚に悩まされる。意識もはっきりしないままのラングドンは警察官に扮した殺し屋に襲われ、担当医のシエナとともに逃げ出す。自らがフィレンツェにいる理由さえ思い出せないラングドンは、その謎を解くために行動を開始する。彼のスーツの内ポケットには細菌を持ち出すためのバイオチューブが入っていた。
原作で言えば4作目、映画化作品としては3作目に当たる今作。なんで3作目は飛ばすことにしたんだろう？確か作ってるって話は聞いたんだけどなー。まぁ確かにこのお話は派手な展開もあるので映画にするにはいいかもしれないけど。実はあれかな、フリーメイソンに関わる話だったから横槍でも入ったか（陰謀論）。
映像的にはちょっとおどろおどろしいところもあったりして刺激的だけど、ミステリーの「記憶喪失」展開はちょっとお約束っぽい。あとはまぁまたトム・ハンクスかーという。いや、うまいですよ。うまいですけどね。個人的にはあまり好きじゃない。（酷）年齢的にももうそろそろ次の人に役を譲ってもいいんじゃないかと思うんだけど。ラングドン＝トム・ハンクスというイメージはそこまで定着してないよーな気もするので。次作（あるのか？）はキャラクター一新がいいなー。
ということで主演はトム・ハンクス。「スプラッシュ」でまだまだガキ（酷）だった彼ももう還暦ですか。思った以上に近年の作品は見てないけど、次作は”The Circle”というSFでエマ・ワトソンと共演か。ちょっと楽しみ。共演は”Rogue One:A Star Wars Story”がもうすぐなフェリシティ・ジョーンズ。あの前歯がチャームポイントか。（笑）他にはベン・フォスター、オマール・シー、イルファン・カーン。
監督は3作通してのロン・ハワード。
謎解きよりもアクション要素の強い今作。人々はどっちを望んでるのかというのが興行収益の結果なのか、それとも一時期ほどダン・ブラウンという人が売れてないからなのか。まー確かにミステリー部分の方を見たい気はするなぁ。