ライト／オフ
原題：”Lights Out”
新たな発想から生まれた恐怖は今後、どのように成長するのか。続編も低予算でも作りやすそうだなー。
壊れていく母に耐えられず家を出たレベッカのもとに弟の学校から連絡が入る。寝ていないらしい弟の話を聞くと、暗闇の中に何かがいるという。 誰もいないはずの場所で母が話をしている「友達」の名前はダイアナ。それはかつて母が入院していた精神病院で知り合った女性の名前だが、彼女は病院で謎の死を遂げたはずだった。
インターネットに投稿された短編映画にハリウッドが着目し、あのジェームズ・ワンが製作に参加して1本の映画に仕上げたホラー。ポイントは「ダイアナ」か。スマッシュヒットになればこのキャラクターが一人歩きして、かつてのジェイソンやフレディのようにホラースターになる可能性もある。登場する条件もフレディ並みに単純で暗がりさえあればいいし、それを発生させる条件、あるいは解除する条件も揃ってる。低予算で怖い映画を作りたい方面にはとっても好条件なキャラクター。w
ポイントは見せ方で、見るためには明かりがなくてはならないのに明かりの中に存在できないという矛盾をいかにして解決するか。そこはホラー映画としても見せ所でもあるし、いろいろアイデアを凝らして見せて欲しい。すでに”Lights Out 2”の製作も決定してるみたいだし、次作がダイアナが残るホラースターになれるかどうかのポイントになるだろーなー。
主演はテリーサ・パーマー。どっかで見たよなーと思ってたら「X-ミッション」だったか。役よりも年いってるな（失礼）。弟 マーティンにはガブリエル・ベイトマン。テレビの子役が多い中、「アナベル」に出てたり。あとは母や国マリア・ベロ。この人はあちこちで見ますね。
監督はショートフィルムから大抜擢のデヴィッド・F・サンドバーグ。次回作がなんと”Annabelle 2“だそーで。あれも2作るのかー。
ちなみに元になったショートムービーはこちら。ここから2年でハリウッドデビューですからな、これからが楽しみな監督です。