若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

渇き。

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んー、なんて言えばいいのかなぁ。……これも愛?悪趣味?人間なんてこんなもの?女って怖い。

学生1000円キャンペーンとかやって子供に見せる映画とは思えないけどいったいどーいう趣旨でやってるの?

妻の浮気現場で逆上して相手の車に突っ込み、浮気相手を殴り倒した元刑事 藤島。仕事を失い、購入したマンションも娘も妻に取られた彼の元に、別れた妻から「加奈子がそっちに行ってない?」と電話がかかる。行方不明になった娘を探す藤島は関係者から話を聞いていくうち、自分が知らなかった加奈子の姿を知る。そして加奈子を中心に、世界はどんどん崩れ始める。

自ら「劇薬エンターテインメント」と名乗るこの映画。もう登場人物全員がダメな人、あるいはキ○ガイ。結局何が言いたいのか分からないまま、ヤーな気分のまま最後まで付き合わされる。まぁ父がダメ、母もダメ、元部下の刑事もダメ、娘の周りにいる奴らも全部ダメ……こう並べていくと自分の思うまま、自由に生きてる加奈子は実はとか思うかもしれないが、こいつはキチ○イ。(笑)登場人物の誰にも共感できないまま終わる映画は、なかなか辛い。

少なくとも高校生に見せる映画ではないと思うのだが、学割キャンペーンをやってるのは「こーいう奴らにはなっちゃダメよ」という意味か。いやこれ、悪影響与えるんじゃないかと心配になる。この中の誰か一人に共感できてしまった子がいたとしたら。まぁ現実と虚構の区別を付けなさいよとは思うけど、ちょっとねぇ……。

しかし配役はとても豪華、かつ適役です。駄目な父、藤島には役所広司。天使のような悪魔な娘には小松菜奈。オーディションで選んだというだけあって、この彼女がとても良い。ダメな元部下は妻夫木聡。もーダメダメ。(笑)他にも橋本愛、二階堂ふみ、オダギリジョーに中谷美紀。もうね、ホントにダメ。(笑)
監督は「嫌われ松子の一生」「告白」の中島哲也。

まぁ「ダメ」ということを感じさせることがこの映画のテーマであるとするなら、それは成功していると言える。でも俺はこの手の話をエンターテイメントとして受け入れることはできないなと。

Written by ei

7月 4th, 2014 at 2:48 am

Posted in Movies,Roadshow

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