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Runnin' Wild

ターミネーター

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原題:”The Terminator

これこそがキャメロンの原点。彼の映画に常にある「逆の視点」もここが始まり。

ストーリーはよくご存知の通り、未来からきたターミネーターがサラ・コナーを抹殺しようとするお話。1984年の映画だからまさに30年目だよ。すげーなー。

キャメロンの「視点」は常に普通の人と違う方向、逆の方向から見ること。最初の監督作品「殺人魚フライングキラー」(笑)こそ自由にできなかったものの、2作目のこの映画(これが2作目なんだから凄いよな)から彼独特の視点を感じることができる。

この映画でいう視点は「シュワルツェネッガーが悪役」ということに尽きる。それまでコナンシリーズで英雄を演じた「大根役者」(笑)シュワルツェネッガーを悪役のサイボーグにし、大根役者ゆえに台詞が少なく演技もぎこちないことがサイボーグとしてのリアリティを生んだ。

シュワルツェネッガーはこの映画で一気にスターダムにのし上がり、キャメロンは「エイリアン2」でまた独自の視点ー「閉鎖空間でのエイリアンの恐怖という1の視点ではなく、大量に登場させて戦争させる」で大ヒットを飛ばして現在に至るわけだ。「ターミネーター2」もこれまでの悪役をヒーローにという逆視点。これまで映画監督として8本ほどしか撮っていないのに、映画界で最も影響力のある人物に選ばれるのもよくわかる。なんせ「アバター」「タイタニック」で世界興行収益No.1、2なんだから。

彼のSF的視点もSFファンにとっては非常に興味深い。タイムパラドックスを「正しく」扱ってある今作(カイルは「可能性の未来からきた」って言ってるのね、すげーSF的)以外にも「アバター」の20年近くかけて作られたあの世界観、宇宙船や輸送機のリアルさなど唸らずにはいられない。今作のラストシーン、サラが嵐が来るのを「知っているわ」とつぶやくあのシーンは、ディストピアSFのラストを見ているよーでとてもぞくぞくする。

ちなみにキャメロン、今は監督として予定されている映画が結構あって、”Avatar”の続編が2〜4まで、日本の漫画「銃夢」の映画化企画、広島の原爆に関する映画など。ま、”Avatar”に関しては、またこれまでとは違う視点を見せてくれることだろう。

とにかく結局俺はキャメロンの映画が好きだということだな、うん。10代の頃に聴いた音楽や映画、本がその人の嗜好を大きく左右するという説で言えば、俺にとっての映画監督はジョン・カーペンターとジェームズ・キャメロンなんだろうと思う。

まぁそんな昔を思い出しつつ楽しく鑑賞。これからもこの手の映画がかかってたら積極的に観に行こうっと。

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Written by ei

1月 10th, 2014 at 10:43 pm

Posted in Movies,Roadshow

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