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Runnin' Wild

ホリデーシーズンには「恋人たちの予感」を見よう

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NANFULIアドベントカレンダー向けの記事ですー。

ここ数年、クリスマス〜お正月にかけて必ず見る映画がこの「恋人たちの予感」だ。俺の生涯の中でも「サウンド・オブ・ミュージック」や「人食いアメーバの恐怖(マックイーンの危機一髪? 正しくは”The Blob”)」並みによく見てる映画だろう。1年に1回はこの映画を見て自分の中のあれこれを精算する。もう10回以上は見ているので、最近は英語字幕にしてヒアリングの練習にも。このへん、最近のDVDはいつでも字幕を切り替えられるので便利だ。

大学卒業時、就職先のニューヨークまで18時間のドライブを共にしたハリーとサリー。5年後に空港で再会するがそのときも話をしただけ。さらに5年、ハリーは離婚、サリーは恋人との別れを経て、二人はようやく「友達」になる。何でも話せる気が置けない女友達を得たと思ったハリーだったが、あるきっかけで一夜を共にしてしまったことから二人の間にヒビが入る……。

この映画をこの時期にお勧めする理由は、映画のシーズンがちょうど秋〜クリスマス〜新年という、アメリカで言うところのホリデーシーズンだから。ニューヨークの美しい秋の風景、冬の街並みを見ながら、テンポの良い会話と心が温かくなるラブコメディを楽しむ。正にこの季節、例えばクリスマスの夜とかにカップルで見るのに最適な映画なのだ(俺は一人でも見るけどなっ!)。

俺がこの映画を好きなのは、実は「男性目線」のラブコメだという点ではないかと思う。ラブストーリーは女性の支持を得ることが重要なので女性の立場から描かれるものが多いが、この映画は常に「ハリーが思っていること」であり、男の願望なのだ。だから男の俺が見て面白いのだろう。実際、この映画の脚本は当時離婚したばかりのロブ・ライナー監督と話をしてアイデアを膨らませて書かれたものと言われている。そんな背景を見ても、やはり男のためのラブストーリーといっていいだろう。

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ウィットに富んでいてつかみどころがない変な男、ハリー。ビリー・クリスタルは決してハンサムではないが、チャーミングで魅力的な男。最近ではアカデミー賞の司会者としても有名だ。俺はこの男のようにリズム良く楽しいことを話せる男になりたいと常々思う。

そして几帳面で「ソースは必ず横に添える」女、サリーにはこの映画で大ブレイクするメグ・ライアン。この映画をきっかけに、彼女は「ラブコメの女王」と呼ばれるようになるわけだが、この映画の彼女は実に自然でキュートだ。

他にはレイア姫「だった(失礼)」キャリー・フィッシャーとブルーノ・カービー。監督はロブ・ライナー。そして脚本は、今年6月に亡くなったノーラ・エフロン。彼女もこの映画で脚本家として名前が売れ、このあとメグと一緒にラブコメを何本も作っていくことになる。ああ、合掌。

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20年以上前の映画なので、すでにDVDも1000円、Blu-rayでも1300円とか。こりゃぜひ買って何度も見る映画としてコレクションしてもらいたい。w
俺も今年はノーラ・エフロンを偲びつつ、やっぱり年末までには1度見ることにしよう。

Written by ei

12月 12th, 2012 at 12:08 am

Posted in DVD,Movies

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