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Runnin' Wild

007 スカイフォール

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原題:”Skyfall

今回はいろいろな意味で節目の50周年。ポイントはいろいろ。でもやっぱり見るべきは「3人目のボンドガール」でしょう。007史上最高齢。(笑)

007のトルコでのミッションは、奪われたPCのHDDを取り戻すこと。そこには世界のテロ組織に潜入しているMI6の諜報部員たちのリストが入っていた。あと一歩のところでリスト奪還に失敗し、自身も重傷を負ったボンド。しかしMI6が爆破された事件を聞き、やり残した仕事に決着をつけるために復帰するが……。

今作のポイントは、実は50年目にして「最初に戻った」ということなんじゃないかと思ったり。これは最後まで観るとわかるんだけど、あーなるほど、このあとが「Dr.ノー」なのねとか。でも実はそれ以上に、「007はコードネームだから誰がやってもいい」っていう話でもあるのかもしれない。実はジェームズ・ボンドも……と思ったんだけどこれはちょっと別らしい。これも「コードネーム」ってことにしとけばこのあと他の人に世代交代しても問題ないのに。

内容的にもすでに「スパイ」とか「諜報活動」なんてものが時代遅れ=007なんて前世紀の遺物という方向で話が進んでいく。ダニエル・クレイグは44歳。んー、まだ若いじゃない?と思うけど、まぁ確かにスポーツ選手並みの体力が要求されるであろうスパイの世界ではもう引退していい歳なのかもしれない。

シリーズをずっと見てる人には嬉しい「ゴールドフィンガー」で使ったボンドカー、アストンマーチンが登場したり、懐かしい名前が聞けたりと、今までの007とは少し違う、大人のスパイアクションムービーに仕上がってます。ちょっと長いけど。

主演はもちろんダニエル・クレイグ。今回の敵役には演技派ハビエル・バルデム。今までとは違う雰囲気で別人みたい。Mのジュディ・デンチは貫禄ありますね。ボンドガールにはナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ。他にラルフ・ファインズ、アルバート・フィニィ。
監督はサム・メンデス。あー、「アメリカン・ビューティ」の監督さんなんですね。

さて全世界で大ヒットの今作を受けてどーやらダニエル・クレイグは続投になった模様で、25作目までがアナウンスされたらしい。そーか、引退しないのか。まぁまだまだできるっちゃできるだろーけど、ここで代わっとくのが区切りとしては良かった気がするんだけどな。

Written by ei

11月 21st, 2012 at 10:44 pm

Posted in Movies,Roadshow

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