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Runnin' Wild

リアル・スティール

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原題:”Real Steel

ロッキーでクレイマー・クレイマーでプラレス三四郎で(笑)と、いろいろな要素が詰まってる、熱く燃えられる一本。家族で観に行って、案外ハマるのはお父さんな気がする。

かつてはプロボクサーだったチャーリーだが、すでに生身の人間がボクシングをする時代は終わり、それに代わってロボット同士がボクシングをするようになっていた。チャーリー自身もロボットを操作して戦っていたが、負けが混んで借金まみれのどん底の生活を送っていた。そんな彼のもとに別れた妻が死んだという連絡が。彼女が残したのは2人の間に生まれたマックス。しかし彼にマックスを養育できるわけもなく、それどころかマックスを養子にと望む義妹夫妻に金をせびる始末。結局マックスとひと夏を共に過ごすことになる。そんなある日、戦いで大破したロボットを直すべく潜入したスクラップ置き場で、マックスは土中に埋もれた古い世代のロボットを見つける。スパーリング用で今の時代にはそぐわない弱いロボット ATOMをマックスは綺麗に洗い、チャーリーにATOMで戦うように頼む。そしてATOMとチャーリーたちの奇跡の快進撃が始まる。

欲張りにヒット要素を集めて、それを上手にまとめた一本。例えばダメな父親像は「クレイマー・クレイマー」だし、決して強くないボクサーが奮闘するのは「ロッキー」。さらにロボットが戦うのはあちらでいえば「トランスフォーマー」、日本では「鉄人28号」か「プラレス三四郎(知らんだろうなぁ)」だ。子供はロボット要素を見て喜び、父はロッキー要素で燃え、母は可愛い少年に萌える。全世代にちゃんとウケる要素を破綻することなくまとめられたのがこの映画の勝因だ。マックス少年は実にかわいいし、チャーリーがATOMと一緒に飛ぶシーンは思わずコブシに力が入る。家族で観に行って、皆それぞれに思い入れのあるシーンがある。そんな映画。

一応原作はSF作家として有名なリチャード・マシスンの短編小説。マシスンと言えば「アイ・アム・レジェンド」なんかもそーですな。本の方は読んだことないや、俺。
ロボット同士の戦いなんだけど、軽量級のATOMがあそこまで戦えた理由があるとしたら、それは身軽でフットワークを使った「人間のようなボクシング」をしたことにあるんだろう。少なくとも劇中で描かれている戦いは、ボクシングという名前ではあるが全然違うもの。どちらかというとプロレスに近い。スパーリング用ロボットで打たれ強く、フットワークやコンビネーションをチャーリーに教えられたことでバランスの良い動きができたこと。ひょっとしたらこれをきっかけに、ロボボクシングの常識が覆るのかもしれない。(笑)

主演はヒュー・ジャックマン。いつものいい人なイメージを隠して前半酷い父親を好演。(笑)相変わらずかっこいいですな。特にラストのボクシングシーンは一緒になって身体動いてしまいます。もう1人の主役マックスはダコタ・ゴヨ。1999年生まれの12歳。次の映画もヒュー・ジャックマンと共演らしい。ヒロインには「LOST」のエヴァンジェリン・リリー。あまり本編に絡んでこないけど、この映画ではそれが正解。まだ家族じゃない彼女は2人の間に入れないし、入ったら壊れてしまう。あ、次は”The Hobbit”シリーズか。エルフ役?
監督は ショーン・レビィ。「ナイトミュージアム」シリーズで名を馳せた彼、次はTVムービー?

アメリカではイマイチふるわなかったみたいだけど、これは日本人にはよく合ってる映画。お正月映画として、家族皆で観に行っていろいろ話すには最適ですよ。オススメ。

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Written by ei

12月 10th, 2011 at 4:09 pm

Posted in Movies,Roadshow

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4 Responses to 'リアル・スティール'

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  1. 予告見て「けっこう好きかも?」とか思ってて、TVCMを見て「見に行きたいかも」と思っていましたw
    今度見よう。

    てつ

    10 12月 11 at 18:10:15

  2. ATOMの存在がそれぞれのキャラクターによって違うものの投影だったりして、そーいうところもなかなかいいですよ。ボクシング会場のイメージはアメリカのプロレスそのものだし。

    ei

    11 12月 11 at 10:15:26

  3. 観てきました。
    満足、満足とエンドロールを眺めてたら、ボクシングアドバイザーに
    シュガー・レイ・レナードがついてたのね。いかにも。
    マックスが学習プログラム?組んでる場面で(人間の)ボクシングの試合を参考にしていた場面が一瞬写るけど、あれシュガー・レイなのかな?
    ジョー小泉さんならわかりそうだけどw
    ボクサー(くずれ)のダメ親父と息子、といえば「チャンプ」かな。
    ドサから裏試合、vsゼウス戦と試合の格があがっていく毎にチャンとしたボクシングになっていくのね。
    特にゼウス戦はWOWOWで観るタイトルマッチそのものw

    biomax

    13 12月 11 at 21:06:11

  4. そーそー、アドバイザーついてますね、世界チャンプ。スピードとテクニックを駆使したチャンプなら確かにあの戦い方は納得。
    ボクシングモノは映画にしやすいのは強さこそすべての世界で成り上がっていけるドラマが作れるからですかねぇ。しかもクラスが上がっていく毎にこちらの気持ちも盛り上がっていくし。w

    ei

    14 12月 11 at 7:08:58

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