若旦那の独り言wp

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古代クンの変わりにキムタクが乗っていたヤマト。（笑）べ、別に初日に観に行ったのはすっごく観たかったからじゃないんだからねっ！（ツンデレ？

時に2199年、人類は謎の異星人ガミラスの手により滅亡の危機にさらされていた。流星爆弾によって放射能に汚染された人類は地下に逃げ延びていたが、すでに地球はもって1年というところまできていた。瀕死の地球にもたらされたひとつのカプセル。そこにはワープ航法を可能にする波動エンジンの設計図と、14万8千光年先のある星ーイスカンダルの座標が記されていた。人類の最後の希望を託されて、宇宙戦艦ヤマトがいよいよ始動する……。

と、誰もが知ってるヤマトのストーリー（ってそーでもないのか？）。 旧ヤマトのストーリーを書けばそのまま粗筋になってしまうということは、この映画は「ほぼヤマト」ということで良さそうだ。といっても2時間半でアレを語るにはやはり無理がある。もう少し戦闘シーンが見たかったとか、ドメル艦隊との七色星団海戦が見たかったとか、いろいろと思うところはあるものの、ま、よーやく実写映像でここまできたかと言える程度には良くできた映画になっている。
とはいえそれはハリウッドに並んだのかと言えばそれはまだまだで、そりゃそもそも映画作る予算が違いすぎる（これ20億、T2でさえ100億）。でもよーやくSTレベルのSFが撮れるようになってきたかと思うと非常に感慨深いものがある。（あ、それでも20年遅れかｗ）

もうひとつ感じたのは、日本人のメンタリティは変わってないのなということ。てかこの映画、海外に輸出できんだろう？ｗ　例えばハリウッド映画ならどんな苦境でも自己犠牲ではなく生き残る方法を考えるわけだが、この映画には「日本人は散ってこそ華」という部分が今も生きている。誰かが「ヤマトというか大和」と言ってた、正にそれだ。同じ状況になったとき日本人は何するかわかんないと言われないだろうかね。
＃極東な国々はきっと「軍靴の音が……」と言うに違いないｗ

ま、その他とにかくいろいろ突っ込みどころはあるものの（観た人と3時間くらい語りたいｗ）、これならまぁ今期のお正月映画として安心してオススメできるレベルには仕上がっていると思う。ヤマトであろうとしたのもヤマトファンに対するサービスとも言えるし、メカオタクな人たちはキャスト誰も出てこなくてもヤマトが2時間戦ってるだけでも十分だろう。 俺もそっちの方が良かった。（爆）

というのは結局、このヤマトには古代進が乗ってないのだ。（笑）乗ってるのはキムタク。ｗ　キムタクよ、なぜ君はどこでもどんなでも常にキムタクなんだ。古代進は艦長を呼び捨てにしないし自分のことを俺とは言わないし、そもそももっとシャイだぞ。（笑）そして当然、10歳以上離れている黒木メイサの森雪があの独特の言い回しで「古代クン」ということもない。あー。（涙）一番はまり役だったのは真田さん役のギバちゃんと斉藤始役の池内博之。ヤマトのもっともヤマトたる部分はここに凝縮していたと言える。
監督は山崎貴。

そして最後の主題歌を聴いて、「ああ、実は作りたかったのはアルマゲドンなのねー」と気が付く。そーいやあれは珍しく自己犠牲の映画。どーりで日本で受けるわけだ。
＃俺はあの映画は嫌いです

ん〜、けなしてるんだか褒めてるんだかよく分からないと思いますが（笑）、大丈夫。観てもガッカリってことはなく楽しめる映画ですよ。もっと酷いと思ってたし。観た人は俺と3時間くらい語りましょう。ｗ