若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

レポゼッション・メン

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原題:”Repo Men

7/2から公開のこの映画をマスコミ試写で。ああ、これはもうまったく「○○○○○○○○」だ。(意味不明、ってか書いたらネタバレ)

人工臓器が一般的になった近未来。高額なローンで人工臓器を買う人が増えたが、その一方でローンを支払えない人々も出てきた。支払えない人に対して会社が行うのはもちろん「回収」だ。命のあるなしに関わらず、体内に埋め込まれた臓器を回収する。それがレポゼッション・メンの仕事だ。忌まわしいこの仕事を生業にしているレミーはある日、改修作業中の事故によって心臓が焼き切れてしまい、「家族のために」人工心臓を埋め込むことに。しかし結局家族の絆は破綻し、レミー自身も臓器の回収作業ができなくなってしまう。そして支払期日が過ぎ、レミーは逃亡者になっていく。

近未来の風景というのは「ブレードランナー」のようなのになってしまうんだなぁとまず絵柄を見て感じる。そーいえばあの映画でも人工臓器はふつーに売られていたし、デッカードもレプリカントを狩ることができなくなって逃げ出してたか。しかしこの映画はそのラストシーンが俺の大好きな「○○○○○○○○」とまったく同じ。あー、そうか、これはその二つを足して2で割った映画かと。もーそう思ってしまうとダメ。いや、映画そのものは面白いのにあのラストを持ってくると、どーしてもそれが頭から離れなくなる。近未来はそんなに絶望的か?

主演はレミーに潔癖症だけど子煩悩(笑)ジュード・ロウ。昔は美青年でならした彼もこの手の役が似合う年齢になってきました。相棒ジェイクにフォレスト・ウィテカー。上司にリーヴ・シュレイバー。どーしてもこの人好きになれないんだよねぇ。ヒロインにはアリシー・ブラガ。同時期公開の”Predators“にも出演。
監督はミゲル・サポチニク。 まだこれが3本目の新鋭。

原作はSF作家のエリック・ガルシアによって書かれ、脚本にも参加してるというけど、もしそーだとしたら彼のオリジナリティを疑うところだ。少なくともSFな人なら誰でも知ってる映画のエンディングと同じにするというのはいただけない。もう少しひねろうよ。

Written by ei

6月 27th, 2010 at 1:52 pm

Posted in Movies,Roadshow

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