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Runnin' Wild

アリス・イン・ワンダーランド

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原題:”Alice in Wonderland

印象的だったのは観終わったあと、前を行ってた女性二人が「でもこれ、3Dにする意味なくない?」「そうよねぇ」「あ、でもね、アバターは良かったのよ!」と言ってたこと。俺もそう思いました。(笑)やっぱり3D映画は新たなDRM(つまりビデオに撮っても見れないから)というのはなまじ嘘ではないのかも。w

“あの”アリスももう20歳。小さな頃見ていた夢に今も悩まされつつ、それでもそれが夢だと考えられるほどには成長していた。ある日のパーティで、全く意に染まないプロポーズされたアリスはその場を逃げ出す……時計を持ったウサギのあとを追って。そのウサギが消えた穴に落ちたアリスが辿り着いたのは夢の中……いや、いつかのあの世界だった

つまり今回のお話は「不思議の国のアリス」としてアニメ化されたお話の一応続編ということになるわけだ。でも続編にする理由はいったいどこにあるのか理解に苦しむ。皆に知られたあのアリスでいいじゃないかと思うわけだが、そこがティム・バートンなのかという話もあるかもしれない。
しかしもっとも惹かれたのは、劇中ほんの少しだけアリスが7歳のときの自分を思い出すシーンーつまり「不思議の国のアリス」のシーンがあるのだが、これがもうね、いいのよ。(爆)俺はあの世界で2時間観たかったぞ。

3Dに関してはまさに冒頭の女性が言ってた通りというか、別に3Dにする必要ないんじゃね?というのが。これは「タイタンの戦い」を観たときにも思ったこと。実はまぁからくりがあるらしく、3D上映だと1本あたりの単価を300円上げられること、今までと違う体験という触れ込みで映画にお客を寄せられること、そしてビデオで撮ってもあとで見ることができないことなど、 映画界にとってはいいことずくめなわけだ。でも見てる方は意味なく300円余計に取られるし、メガネ邪魔だし。今後これが主流になってくるんだろうけど、どーだろうなぁ。

主演のアリスには無名のミア・ワシコウスカ。マッドハッターにはジョニー・デップ。白の女王にアン・ハサウェイと並ぶが、なんといっても愛すべきキャラクターはデカアタマ(笑)赤の女王、ヘレナ・ボナム・カーターだ。奥さんここまで変なことにしていいんかいな?というくらいに凄い「クリーチャー」だ。ま、信頼関係があるからこそここまでできるとも言えるし、他の誰より目だってるのは彼女だ。それはそれで美味しい気もする。
監督はティム・バートン。今は自分の初期短編”Frankenweenie” のリメイクを準備中。

3Dという流れは止められないんだろうけど、もう少し技術的に進まないとちょっと辛いなと思う。3Dにする意味のないものは止めようよ。

Written by ei

6月 2nd, 2010 at 2:10 am

Posted in Movies,Roadshow

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