侏羅紀世界:殞落國度
原題:”Jurassic World: Fallen Kingdom”
台北では本国(6/22公開)に先駆けての上映開始となっていたこの映画。ものすごーくわかりやすくて、言葉がわからなくてもほぼ内容がわかる。(笑)3作目どーするんでしょうね。
公園で恐竜が暴れて大きな被害をもたらした事件から4年。ジュラシック・ワールドがあった島では火山活動が活発化し、恐竜たちは再度絶滅の危機に晒されていた。危険生物としてこのまま滅ぼしてしまおうという声もある中、パークの運用管理者だったクレアは恐竜を保護するための組織を設立。ジョン・ハモンドと共にインジェン社を興したロックウッド財団の援助を得て、一部の恐竜だけでも他の島に移動させることになる。クレアはかつて共に島を脱出したオーウェンに助力を求め、オーウェンは島においてきたヴェロキラプトルの「ブルー」を助けるため、島に向かうことになる。
前作ではモササウルスの雄姿を見て、あーやっぱりジュラシック・ワールドは人類の夢だなぁなどと感慨深いものがあったわけだが、今回はなんかちょっと世俗化したというか、あーそっち行っちゃうのねなんてありがちなーみたいな感じで。つまり恐竜、恐竜、ハイテク、軍人と武器、子供、恐竜、恐竜……。まぁつまり、ロマンを感じないってことだ。「ジュラシック・パーク」の本来のテーマはロマンだと思うんだよ、子供の頃憧れた恐竜にもう一度会えるかもしれないっていう。1作目で、ブラキオサウルスが立ち上がるシーンを見てさ、「あぁー、俺が見たいのはこれだよ」と感じたあのロマン。この映画にはそのロマンがほぼ残っていない。
ただストーリーはわかりやすく、話してることが理解できなくても(すいません、最近英語わかりませーん)全然わかるし、あー次はこうなるよね、そしてこーなるよね、うんうん、と思ってる通りに進む。まぁ子供を連れて観に行く娯楽映画だから、これでいいのかもしれないなぁ。
てことで主演のオーウェンにはクリス・“スターロード”プラット。このときは痩せてるのになぁ、いつ太ったんだろう。(笑)クレアもブライス・ダラス・ハワード。ああ、この人ロン・ハワードの娘なのか。そして今回は出てます、マルコム博士のジェフ・ゴールドブラム。
監督はJ・A・バヨナ。スペイン人の監督。
三部作予定の映画、この展開だと次はもっとひどい世界になってるんだろうなぁ。戦争映画になってたらどうしよう(なりそう)。