若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

レンタネコ

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公式サイト(2012)

そーいえばこの映画、市川実日子だったわ。日々の生活に疲れた人に送る、猫ファンタジー。まー、何があってもとりあえず猫がいればそれで幸せ。

気がつくと猫が寄ってくるというサヨコは、自宅で一緒に住んでいる猫たちを寂しい人たちに貸し出す「レンタネコ」屋をやっていた。猫を借りにやってくるのは、老い先短い、でも一人は寂しい老婆、単身赴任で娘にも「臭い」と言われてしまう父、レンタカー屋に勤めているのに一度も車を借りたことがない店員、そして中学時代の同級生。皆、猫に癒されて、心の穴ぼこを埋めてもらうのだった。

「かもめ食堂」の荻上直子脚本、監督の、ファンタジー・オムニバス・ドラマ。猫なぁ、また一緒に住みたいよなぁ(うちは今のところ無理)。昔、自宅に勝手に住み着いた猫がいた。夜中にこたつに入ってMacを使ってたら、いきなり階段を登って俺の部屋にやってきて(生家は古くてあちこち抜け道があった)「にゃあ」と鳴き、それから一緒に住むようになった。昼間はどっかに行ってるんだけど夜中になると帰ってきて布団に入ってきたり(いや、女じゃないぞw)して、飼ってるというよりは気ままな同居生活。あの距離感で接することができるから、猫はいいんだよね。

この映画の猫たちも、サヨコに気を使うこともなく好き勝手に生きてる感じ。ああ、この距離感だよなぁと。勝手気ままに……ってそれは俺の生き方でもあるのかも。

主演は市川実日子。このとき32歳くらい?「シン・ゴジラ」の尾頭ヒロミで一気に注目の女優になったけど、結構昔からあちこち出てるよね。今期「小さな巨人」でハセヒロと共演(夫婦)ってところは萌えポイントなんでしょうか。他には光石研、田中圭なんかが出てるけど、一番不可解なのは隣のおばさん役 小林克也。……おばさん役です。ええ、おばさんなんです。(笑)
監督は荻上直子。「彼らが本気で編むときは、」は5年ぶりの監督作品なんですね。

さらっと見れる感じは他の作品に通じるところもあり、これがこの監督の味なんでしょうね。疲れたときに癒される感じで見ると良いかもしれません。

Written by ei

4月 23rd, 2017 at 9:51 am

Posted in DVD,Movies

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