若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

結局Touch Barは革新なのか(多分違う)

without comments

mbp_t01.jpg

結局、この機種の評価はTouch Barなんだよね、良くも悪くも。それが受け入れられるかどーかが全てのカギで、そして俺的には気に入らない部分でもある。

てーことで大騒ぎの末よーやくやってきたMacBook Pro (Late2016)。大騒ぎの顛末はTwitterとかFacebookとかで書いてたんだけど、発表日に注文したのに翌日注文の人のところには届いてるのに発送にさえならなくて、それでも我慢して我慢して、でもとうとうカスタマーサポートに怒鳴り込んだら(モ、モンスタークレーマーじゃないよ)、その直後に出荷準備中になりその日のうちに出荷になり……。でも他の人より届いたの1週間は遅かったけどな!(まだ許してない)

おかげで出す予定の本にすごーく影響が出てしまい。まぁそれはそもそも発表日に発売にならなかったのが一番の原因なんだけどさ。おかげで本の出版が1ヶ月もずれました。「MacBook Air & Pro マスターブック」は今月末あたりに発売の予定です。申し訳ない。

到着後のMacBook Proはセットアップもそこそこにすぐに使い始め。最近はソフトさえ入れなくてよければApple IDだけ入れればほぼ利用開始できるよーになったなぁ。とにかくTouch Barの機能を確認してよーやく校了。その後、仕事用メインマシンMacBook Pro Retina 15インチ(以後MBPR)からデータを引き継ぎに。

こっちはちょっと面倒でさー、ソフトを引き継ぎたい(インストールディスクがどこにあったか覚えてないとかダウンロードしたデータが見当たらないとか)というのがあって。でも今度のMBPにはUSB-C=Thunderbolt 3ポートしかなくて、MBPRもUSBポートを使ったダーゲットディスクモードには対応してなくて。今更Thunderboltの変換ケーブルを用意しても今後使う可能性が低いことを考えると買う意味がないということで、MBPRのデータを外付けHDDに丸ごと吸い出して、USBで新型に接続して移行アシスタントでユーザー移行を敢行。あれ?うまくいかない……。(_ _;)
なんとか二度目で移行ができて、ソフト類もそのまま(使えないものもあったけど)で運用を開始したという次第。昔は何もしないで移行アシスタントで問題なかったのに、最近はクリーンインストールした方が良いという風潮は退化ではないかと思ったり。未だに動きが微妙なところもあるんだけど、それは今後の運用で修正していきたい。

mbp_t02.jpg

んで、どーなのよという話でしたよね。まー15インチなのに軽くなったよねー(とはいえ12インチのMacBookがあるからそこまで軽いとは思わない)とか、スペースグレーってシャープよねー(とはいえ12インチの……以下略)とかあるけど、やっぱり一番の関心はTouch Barですよね。個人的には今のところ「これ、意味あるの?」という感じ。

キーがソフトに応じて変わるってことはつまり、その部分は「目で見て確認する」必要があるってこと。しかし昔からのユーザーの多くはキーボードではショートカットを使ってて、キーボードそのものを見てる人はほとんどいない。「ブラインドタッチ」っていう言葉はPCを使いこなしてる人たちにとっては当たり前。でもこのTouch Barは常に目で見て確認しなければいけない。これはもうブラインドタッチの否定、ひいては今までPCを使ってきた人を否定するものじゃねーの?と。

touchbar_01.png

例えばこんな感じでテキストを打ってると、Touch Bar上に変換候補が出てくる。でもここに表示されるのは基本、ひらがな、カタカナ、全角英数、半角英数の候補のみ。漢字の候補がたまーに表示されるんだけど、これはどうやら予測変換候補とか再変換の候補らしく、出てこないときは全然出てこない。しかもこれで表示される候補はスクロールしない数しか出てこない。そして今これ書いてて気がついたんだけど、文章の途中にカーソルを移動してテキストを挿入する状態だとTouch Barに文字候補が出てこない。入力方法を英数とかかなにいったん切り替えて初めて出てくるようになる。

さらに言えば、表示された変換候補が「…」で省略されてるって……。予測変換の方の漢字の候補は短いのだけしか出てこないからとかそーいう問題じゃなく、「確定しようとした文字を省略して表示する」ってどーなのよ!俺はおかげでもう使わなくなってたカナ変換のショートカット(option+xキー)を覚え直しましたよ。上の画像の顔文字なんてずーーーーーーーーっとスクロールしていくんですぜ(一応カテゴリ分けはあるけど)。途中で飽きるってば。うわー、凄く意味ねー。

まぁこうなってくるとあとはソフトの対応次第ってことになるんだろーけど、iMovieとかでさえまだ十分に対応できてなかったり。ソフトの対応によっては評価が変わってくるかもしれないけど、現状ではやっぱり「いらない」って気持ちが強い。そもそも画面とTouch Barで視線の移動が多すぎる。

例えばキーボード部が全部Touch Barと同じ液晶表示になって、タブレットっぽく使えるとかになったらもうちょっと面白いことができるかもしれない。上下二画面表示みたいな?キーボードのフィールがーって人は、外付け使えばいいんだしさ。ディスプレイに触らせないんじゃなく、触れるディスプレイ部分を作っちゃえばいいんだよ。そしたらすごーく面白いものになったと思うし、アップルらしい「革新」になると思うんだけどな。残念。

処理能力とか画面の綺麗さとかは吊るしモデルだけど十分満足。仕上げもさすがにアップルらしい。言われてるバッテリーのもちは、確かにあまり良くない気がするけど、これはまぁその人の利用環境によって違うんだから仕方ない部分なんでは。OSのバージョンが上がって最適化されれば良くなることもあるし。

てことでTouch Barが気に入った人はきっと満足。そんなところを見てない、マシンの処理能力とか削り出しの美しさを追求してる人も満足できる。俺的には……うーん、保留でいいっすか。(苦笑)

Written by ei

12月 8th, 2016 at 1:16 pm

Posted in Apple,Mac

Tagged with ,

Leave a Reply