若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

007 スペクター

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原題:”Spectre

今年のラスト(と言ってもまだSW観に行くかも)はシリアル・ボンドシリーズの一応ラストのはず。さてダニエル・クレイグは次にも出るのかな。

ボンドは前作で殺されたMの件を追って指令のないままメキシコシティに赴き、敵から紋章のある指輪を奪う。その紋章が意味するものこそ、これまでの一連の事件の裏にある組織「スペクター」の姿だった。ローマで行われる会合に忍び込んだボンドはその首領が自分の過去に関係のある男ー又の名を「ドクター・ブロフェルド」だと知る。一方、ロンドンではMI5の代表Cが00部門が時代遅れだと批判し、世界の諜報ネットワークの統合とともに00部門を廃止しようとしていた。

「カジノ・ロワイヤル」から続いたダニエル・ボンドシリーズも一応ここでラストの予定。今回はプロデュースにも参加して、気合の入った作品に仕上げてます。これまでのハリウッド的な陽気なボンドを一新して、ともすれば「プーチン?」とか言われてしまうよーなシリアス路線(すいません、すいません)は、重かったけど嫌いではなかったですよ。

今回は過去作へのオマージュがいろいろと入っていて、まぁ「スペクター」と聞いた時点で往年のファンはたまらないんだけど、ブロフェルドの傷ついた顔がドナルド・プレザンスが「007は二度死ぬ」でブロフェルドのときと同じ傷跡だったり(実際、007を年代順に並べると二度死ぬの方が後なんじゃないかと)とか。

主演はもちろんダニエル・クレイグ。さて次はどーするんですかねぇ。ボンド俳優はそのイメージが付いてしまうのを嫌うからなぁ。今回のボンドガールはモニカ・ベルッチとレア・セドゥ。モニカは51歳ですよ。でもいい女だな。そしてレア・セドゥはついこの間もM:I4かなんかで見たなーと思ってたけどもうあれ4年も前なのね。どこかで見たぞCは「SHERLOCK」のモリアーティだった人ね。出てきただけで悪そうなのは相変わらず。そしてブロフェルドにはクリストフ・ヴァルツ。なんかヤーな役が多いのはこの嫌味な顔だから仕方ないのか。他にレイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリスなどは変わらず。
監督は「スカイフォール」に引き続きサム・メンデス。

ラストにはちゃんと「007は戻ってくる」って書いてあったから、次もあるでしょー。次は少し明るい007もいいかな。とりあえず2015年の「スパイ映画イヤー」を締めくくるには十分に重厚な映画でしたー。

Written by ei

12月 23rd, 2015 at 3:37 am

Posted in Movies,Roadshow

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