EOS M3は現EOSユーザーこそ使うべき!
まーシークレットだったからからなぁ。でもコレ、なかなかですよね。Canonの一眼ユーザーがちょっと使いたいサブカメラにするには非常にいいと思うな。
CP+を目前にして各社からいろいろと新機種が発表されている中、Canonも一気に切り替えてきた(その点Nikonは……マイペースですね)。そんなタイミングでのCanonイベントで触らせてもらったのはCanonミラーレスの第三弾、EOS M3。今回はしっかり「ハード」な方向に振ってきた。これまでのM2も併売するらしいので、これは棲み分けできそうな感じ。
例えばこのダイヤルセット。これまでモードダイヤルだけだった部分に露出とそれ以外にもうひとつのダイヤルを付けている。マニュアル操作時はここを使ってF値やシャッタースピードを操作できるというわけで、一眼ユーザーなら慣れれば非常に使いやすいはずだ。そして底面のNFCは対応ケータイと簡単に接続したり、今回実機は見ることができなかったが1TBのストレージを搭載したコネクトステーションに置くだけで繋がる。このへんの取り組みはNikonにはできない部分だなぁと思う(いい意味でも悪い意味でも)。
もちろんその他の機能も充実で、APS-C 2420万画素のCMOSセンサーにDIGIC 6。これまでちょっと遅かったオートフォーカスがハイブリッドCMOS AF IIIで早くなっていたり、本体内の画作りがさらに良くなっていたり。
今回のタッチ&トライで印象的だったのは、まさにCanonオールスターズが揃った部屋で好きなレンズを使い放題だったこと。レンズとカメラの全機種が並んだ部屋で、M用のマウントアダプターを使ってEOSレンズをどれでも付けて撮影できるという……。つまり右側みたいになるわけですね。(笑)
実はEOS MシリーズはNikonユーザーにとってはちょっとうらやましい機種でもある。Nikonのミラーレス、Nikon 1もそりゃマウントアダプターを付けて使うことができるけど、倍率が2.7倍。10mm付けても27mmっていうのはちょっと使いにくいわけですよ。それに対してMシリーズはAPS-Cなので1.5倍と実用レベル。フルサイズユーザーのサブにするのに最適なわけだ。今回のM3の狙いは間違いなくそこ。フルサイズユーザーの2台目だろーなと。
それはM3デビューキャンペーンの内容にも見て取れて、まずEVFキットがある。EVF、単体で買うと33,000円もするものが+3,000円くらいだそーで、最初に買うならこれがいいかも。さらにマウントアダプターを買うとキャッシュバックもある。つまりEVFキット+マウントアダプターまではまとめて買おうねってこと。価格的にもこれらを同時購入した方がかなーりお得。
EOSユーザーでデカいの振り回してるだけじゃなーって人にはオススメできる機種。発売は3月下旬てことでもう少しあるので悩んでみては?