若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

空母いぶき

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原作読んでる人からするとダメダメ。まぁ24時間で全てを決しようっていう時点でね……。

20xx年、国籍不明の軍隊が初島に上陸し、占領。さらに海域に空母部隊を展開した。自衛隊は訓練中の第5護衛隊群を出動。その中には就航したばかりの航空機搭載型護衛艦「いぶき」も含まれていた。内閣はこの事態に、戦後初の「防衛出動」を発令。戦後日本初の戦闘の火蓋が切って落とされる。

原作は「中国が尖閣に上陸、さらに周辺の島を占領して、日本に尖閣の領有権を認めるように主張」してくるという展開で、現実に起こりうる危機と政治的な意味を含んでとても考えさせられる漫画なのだが、まずなんで忖度して架空の国とかにしちゃったかね(まぁ理由はわからないでもないが)。

さらに原作には全くないジャーナリスト同乗(しかも本田翼)とか、平和ボケな日本を演出するためかクリスマスの準備をするコンビニ店長(って勤務体系ブラックじゃないですか?w)の話とか……。いらんわ。戦争反対!平和な日本!っていう視点から作る戦闘映画っていうか。だから総理を揶揄ったとか言われちゃうんじゃん(これに関しては全く思わなかったけど)。

錚々たるキャストが揃ってます。西島秀俊と佐々木蔵之介をトップに、すっかりおじいちゃん役が身についた藤竜也、この人出るとどーしても笑ってしまう戸次重幸、 F-35 パイロットに市原隼人。護衛艦の船長には玉木宏、潜水艦には高嶋政宏に久しぶりに見た堂珍嘉邦。総理大臣には佐藤浩市、吉田栄作も出てた。一般人パートには本田翼に斉藤由貴、片桐仁に小倉久寛、そして中井貴一。ああ、これだけのキャストを揃えてこの程度の映画か……。勿体無い。
監督は若松節朗。テレビドラマの演出とかが多いみたいで。  

原作厨とか言われちゃいそうだけど、好きな原作であればなおさら、ちゃんと作って欲しいと思うのは人情ですかね。監修にかわぐちかいじが入ってて、企画は福井晴敏だし脚本なんて伊藤和典書いてるのにこの程度……。まぁいいか、進撃よりは良かった(比べるところはそこかよ!)

Written by ei

7月 3rd, 2019 at 2:20 am

Posted in Movies,Roadshow

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