ブリングリング
原題:”The Bling Ring”
エマ”ハーマイオニー”ワトソンが出てる「だけ」の、なんつーかどーしようもない映画。道徳心のかけらもないこの人たちでいいのか?実話なだけに恐ろしい。
不登校で高校を転校してきたマークはドラッグで落ちこぼれたレベッカと知り合い、その友達とつるみ始める。彼らの関心はハリウッドセレブの生活とファッションと「空き巣」。ある日ネットでパリス・ヒルトンがラスベガスのパーティに出ているという情報を得た彼らは、留守になっているパリスの家に侵入。多すぎる持ち物からドレスや靴、アクセサリーを盗み出す。最初は慎重だったマークたちだが、バレないのをいいことにリンジー・ローハンの家、ミランダ・カーの家へとエスカレートしていく。
まぁ一言で言えば「バカ」ですな(きっぱり)。さらに言うとここに出てくるティーンエイジャーたちがまったく罪の意識を持つことなく人のものを盗んでいくことがとても恐ろしい。「パリスはバカだから気付かない」という理由も凄いが、実際に気付いてないのはもっと凄い。(笑)しかも自分が笑われているこの映画に本人が出ちゃうところなんざー、まぁバカなんですな、やっぱり。それがウリだからいいのか。
見どころはどこだろう……。やっぱりハーマイオニーは綺麗でした、で終わっちゃっていいのかね。しかもポスターはエマがセンターだけど主人公は別の人(そもそもこのシーンでエマはセンター歩いてない)。エマの名前がないと売れないだろーしなー。とにかく成長したエマ・ワトソンはとても美しいですよ。他のキャストは本来主人公のマークはイズラエル・ブルサール、どーしよーもない道徳心のない女、レベッカにはケイティ・チャン。
監督はソフィア・コッポラ。
とにかく、こんな映画を「ファッションがー」とか「暴走する青春」とか言ってちゃダメです。世の中舐めてちゃいけません。