若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ロスト・エモーション

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原題:”Equals”(2015)

思い出したのは「恋愛症候群」。(爆)いや、ちゃんと真面目な話なんですけどね。

大きな戦争のあと、人類が生き残ったのは2ヶ所のみ。人類は「感情」や「衝動」が人を争わせる要因になっているとして、遺伝子や薬によって人々の感情を抑制する社会「イコールズ」を形成する。ロボットのように毎日規則正しく生き、人と触れ合ったり、心を交わすことがない世界。しかしそんな中でやはり感情が動いてしまう人がいて、社会はそれらの人を「SOS」という病気として隔離し、排除していた。イコールズで生活するサイラスはある日、自殺者を見て感情が動いているニアに心が動き、SOSを発症してしまう。

一応近未来SFで、まぁ感情を抑えた世界はありがちな展開ではあるんだけど、それよりもこの人たちの一連の行動は恋愛の段階だよねーと。気になる人ができて、見ていて飽きなくてずっと見ていて、近づきたくなって仕事の内容を変えてみたり、帰宅する跡をつけてみたり(これはストーカーw)。気持ちが抑えきれなくなってずっと触れていたくてと段階はどんどん進んでいって、SF的な部分よりもラブストーリーとして見た方がわかりやすい。あったよねぇ、そんな頃。(遠い目 ( ꒪⌓꒪))

この映画のもう一つの見所は、多くのロケが日本で行われたこと。長岡造形大学や埼玉県立大学、MOA美術館、淡路夢舞台など未来的な建築物がロケ地として使われたそうで、確かにどのシーンにもある意味非現実的な世界が展開している。CGで作るのとロケとはどっちが高いかな。まぁセットを立てるよりはロケの方が安いよね。

主演はニコラス・ホルト。どーもこの毛深さがねぇ。(酷)ニアにはクリステン・スチュワート。「トワイライト」シリーズでキャリアを築いたあともコンスタントに作品には出ている彼女。今年は「カフェ・ソサエティ」とか「パーソナル・ショッパー」とか公開されてますね(どちらも観れてない)。他にはガイ・ピアース。頭丸めてました。
監督はドレイク・ドレマス。1983年生まれの彼、「あなたとのキスまでの距離」でもガイ・ピアースと撮ってますな。

ラストは悲しいと思うのか、良かったと思うのか、恋の終わりとはこんなものさと感じるのか。人それぞれだろうなぁ。

Written by ei

7月 4th, 2017 at 9:29 am

Posted in DVD,Movies

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