ヘイル、シーザー!
原題:”Hail, Caesar!”
んー、変な映画。(笑)赤か、赤なのか。(意味不明)こんな豪華キャストを使って意味のわからない映画を撮れるところがコーエン兄弟なのか。w 日本の予告編は大嘘。でも売るためにはあれくらい言わないとダメなんだろうなぁ。
キャピトル映画の問題解決係 エディ。今日も決まらない主演男優の話や撮影が中断しているロケの件、未婚のまま妊娠した主演女優のことなどに走り回っていた。そんな中、スタジオが社運をかけた大作映画「ヘイル、シーザー!」撮影中のスター ベアード・ウィットロックが行方不明に。身代金10万ドルをよこせという脅迫状が届く。
舞台が1950年代、古き良きハリウッド時代なので、劇中劇で撮っている映画がミュージカルだったり西部劇だったり大作映画だったり。「ヘイル、シーザー!」も「ベン・ハー」を思い起こさせる。それらすべての主演がまた、現役ハリウッドの大スターなので、ワンシーンの撮影内容だけでも楽しかったりはする。そして50年代のアメリカといえばやはり「赤化」。そんなテーマも交えたこの内容は、結局古き良きハリウッドを懐古することで今の映画界を皮肉るってことでいいのかなぁ。
しかしこれだけ豪華なキャストを揃えていながらどーでもいい話(笑)が展開するというのはある意味すごい。コーエン兄弟ということで出てくれるスターがたくさんいるんだろうけど無駄遣いが過ぎるよーな気も。ギャラどーなってるんだろ。
さてその豪華なキャストは。主演のエディにはジョシュ・ブローリン。仏頂面が何でも屋によく似合ってる。大スター ベアードにジョージ・クルーニー。さらにスカーレット・ヨハンソンにチャニング・テイタム、レイフ・ファインズにジョナ・ヒル、ティルダ・スウィントン、ドルフ・ラングレンにクリストファー・ランバート。ああ、すごいなぁ。ここに出てる人たちだけで4、5本は映画が作れるよ。
監督はジョエルとイーサンのコーエン兄弟。
いずれにしろ日本版の予告編を見て映画を観に行くと肩透かしを食らうので、ハリウッドスターがたくさん出て古き良きハリウッドの映画を見せてくれると思って気軽に観に行きましょう。