若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

キック・アス ジャスティス・フォーエバー

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原題:”Kick-Ass 2

大いなる力には大いなる責任が伴う……ってのはスパイダーマンか。でもきっとキック・アスもその言葉を胸に刻んでこれからさらに成長していくんだろーな。……続編あるかしら。

キック・アスがマフィアのボスを吹っ飛ばしてから2年。デイヴはヒーローをやめ、ふつーに怠惰な生活を送っていたが、あの頃の満ち足りた日々が忘れられない。一方、ヒット・ガールことミンディは、父の親友の家に引き取られて高校に入学したが、自分を鍛錬することは忘れないでいた。キック・アスに戻ることを決めたデイヴはミンディに格闘術を習うようになるが、やはり最後の「覚悟」ー正義のために悪を滅ぼす(殺す)ことができなかった。そしてマフィアの父を殺されたレッド・ミストことクリスは、キック・アスに復讐するためマザー・ファッカーを名乗ってヴィランとして活動を開始する。

前作では「普通の人でも勇気を持てば悪に立ち向かえる」という、等身大の自分を映す映画だった。だからこそラストはファンタジーで良かったし、その等身大なところが人々に受けた。でも今作では、はっきりとした意志を持ってヒーローとなれ、そしてそのためには「大いなる責任が伴う」ということをキモに銘ぜよという、一般人だったキック・アスが本当のヒーローに向けて成長していくための第一歩を記すお話と言える。前作でも、今作の前半でも、結局彼はある意味現実の世界に生きていない。しかし今回は自分が成そうとしていることに対する「現実」はそんなに甘くないということに気が付き、それでもその道を進むという決意を持つ。そんなお話に見える。

てことで主演はアーロン・テイラー=ジョンソン。もう23歳。前作ではガリガリだった気がするのに、今作ではしっかりヒーローとして身体を作ってきてました。なんとこのあと”Godzilla ”、そしてとうとうマーヴェル世界に入って”Avengers:Age of Ultron”でQuickSilver役へ。ある意味、彼自身もキック・アスのようにリアル?ヒーローへと成長してます。相変わらずなヒット・ガールはクロエ・グレース・モリッツ。まだまだこれからの17歳。ちょっとスタイルが良くないところがかわいそうっちゃかわいそう(失礼>俺)。そしてマザー・ファッカー、クリスも引き続きクリストファー・ミンツ=プラッセ。まぁ愛すべきバカですな。(笑)そしてジム・キャリー……アレがそうだったって気付かなかったよ、俺。orz 他にはジョン・レグイザモ、イアン・グレンなど。
監督はジェフ・ワドロウ。次作はX-Menシリーズに?前作監督のマシュー・ヴォーンはプロデューサーに。次のX-Menの脚本とか書いたりしてます。

ストーリーに対する親近感は減ったけど、キック・アスの成長譚としては、続きを見てみたい気がする。もちろんヒット・ガールとの恋も含めて。3では(あるのか?)大人になった二人の正しいヒーロー物という展開を期待したい。

Written by ei

2月 28th, 2014 at 12:23 am

Posted in Movies,Roadshow

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