若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

悪の法則

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原題:”The Counselor

もっとスカッとするクライム・サスペンスかと思ったら全然違ってて、「一般人は悪いことに手を出すもんじゃない」っていうお話だった。

少し良くない筋の顧問弁護士をしている男。理想の女と出会い、結婚するためにももう少しお金に余裕が欲しくなり、麻薬の密輸に資金を提供することに。しかしメキシコからやってきたブツは何者かによって奪われ、関わっていた者たち全員が追われるハメになる。果たして黒幕は?

悪を行う者はその覚悟を持って徹底的に悪でなければならないというお話。つーか1人だけずば抜けて悪いもんな。情け容赦なくそーいうことが行える覚悟がなければ、単にお金が欲しいとかそーいうレベルでは痛い目を見るよねという。まー後味の悪い気持ちの悪い映画です。一番かわいそうなのはペネロペ演じるローラですわな。何も悪くないのに、巻き込まれて酷い殺され方っていう。守るべき者があるなら、誠実に堅実に生きろとそーいうことか。

主演はマイケル・ファスベンダー。「プロメテウス」の非人間的な役が似合うなーと思ったけど、この映画では人間的に苦しむ男を熱演してます。友人ライナーにはハビエル・バルデム。麻薬密売のブローカーにはブラッド・ピット。カウンセラーの彼女にはペネロペ・クルス、そして謎の女マルキナにはキャメロン・ディアス。ここまでのキャストを揃えていて面白くないってのはなんていう無駄遣い。w まー教訓映画なんだからこれでいいのか?……ホントにいいのか?
監督はリドリー・スコット。現在クリスチャン・ベール主演で”Exodus”という映画を撮影中。そのあとにいよいよ”Untitled Blade Runner Project”が。……まぁ何も決まってなさそーですが。

スカッとした気分になりたいときには観ちゃだめ。5大スターが出てるからって理由で観ると結構陰鬱な気分になること請け合いです。

Written by ei

12月 22nd, 2013 at 12:37 pm

Posted in Movies,Roadshow

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