悪夢の秘薬
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始末屋ジャックはどこへ向かうのか?
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新刊「凶悪の交錯」発売まであと1週間あまりと迫ってきた。読み直し本はあと2冊と半分。なんとかギリギリ間に合いそう。w 紹介する方も忘れてはいけないですね。間に合うように頑張る。
今回のジャックへの依頼は、「敬愛する私の上司がギャングに脅されているかもしれない。助けて欲しい」というもの。依頼主のナディアーは大学時代の恩師であり、新しい仕事の上司にもなるリュク・モネがセルビア人のギャング、ミロシュに脅されていると考えていた。時を同じくして、ミロシュに復讐したい男から依頼を受けていたジャックは、この件を引き受けることにした。
ニューヨークの街は狂気に溢れているように見え、そこかしこで暴力事件ーしかも常軌を逸したものが起こっている。その原因は新しい麻薬だと言われており、その影にはミロシュの姿が見え隠れする……。果たして麻薬の正体は?
今作のポイントはこの麻薬の正体であり、そこにはあの忌まわしき存在がある。そして異界に囚われつつあるジャックの周りでは、それに関するコトばかりが起こり始めてゆく。ラコシとの戦いに生き延びたことで異界がジャックを知り、その命をも狙っているのだということが、徐々に明らかになってくる。それでもジャックは持ち前の、自らの中にある正義を信じて、それに立ち向かっていく。
始末屋ジャックシリーズで心地よいのは、このジャックの正義感が実に正しいことだ。夜の中には理不尽なこと、それでもどーしようもないことがたくさんある。正義でないことがまかり通ってしまう世の中は間違いだと思っても、自分の手ではどうすることもできない。ジャックはそんなことを「始末」してくれる。彼が所属しない社会の闇を、正しく始末する。つまりある意味「必殺仕置き人」。(笑)
そんな彼の活躍が読めるのはこの始末屋ジャックシリーズだけ。今作もAmazonなら1円ありますよ。是非っ!w