若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ジョイ

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原題:”Joy”(2015)

これだけのキャストが出ててビデオスルー(劇場公開なし)とか日本おかしくね?お話としては確かに癖があるけど、女性に勇気を与える物語じゃないですか。

小さな頃から色々なものを作っていたジョイ。しかし家庭の問題で大学にも行けず、「歌手になる」という男と結婚して子供を持つも離婚。とにかく家庭の問題に振り回されて、思ったような人生を描けずにいた。ある日、ガラスまみれの床を拭いていて、もっと安全なモップがあればいいのに、と考えたジョイはアイデアを形にするために奔走し始める。

アメリカの実在の発明家、ジョイ・マンガーノが「ミラクルモップ」を発明して商売を始めるまでのお話。テレビ通販のQVCで爆発的ヒットを飛ばし、その後も100以上の発明をして最終的には会社を売却。億万長者になっているという現在61歳の女傑。

ビジネスをする上で大事なことは、結局人に頼ってちゃ何もできないってことだよなぁと。俺もこっちに出てきて安定するまではいろんなことがあって、それは自分が悪いんじゃなくて自分が参加している仕事がダメなんだと思ってた。でも他の誰かの力が足りないからとかじゃなくて、自分の力でなんとかしなきゃと思えるようになってから、やっと前に進めるようになった。そしたら運よくアレコレと仕事ができるようになって、まぁフリーランスなんてのは安定しないけど、やっとなんとかなった。ジョイもどーしようもない家族に頼るのはやめて(そもそもうまくいかなかったのは家族の問題だからねぇ)、自分の力で進み始めてやっと全てを手にいれる。結局、全てのことは自分の責任であり、自分がなんとかしなきゃいけないんだ。それは女性だからとかそういうことは関係ない。自分の人生は自分で進んでいかなきゃいけない。

主演はジェニファー・ローレンス。「21世紀のメリル・ストリープ」なんて揶揄してたけど、もう彼女の実力は認めざるをえない。まだ26歳、一体何本の映画に出て、幾つの賞をとるのやら。次はもちろん「パッセンジャー」、そのあともとりあえず5本くらいは撮影作品が続いてますが、一時期よりはスローペースになったかな。他にはエドガー・ラミレス、ヴァージニア・マドセン、そしてロバート・デ・ニーロにブラッドリー・クーパーとビッグネームが並んでます。なんでこれでビデオスルーなのかよーわからんな。
脚本、監督は「世界にひとつのプレイブック」「アメリカン・ハッスル」のデヴィッド・O・ラッセル。今はテレビシリーズを何か作ってるみたいで。

ジョイは映画の中で最愛の祖母を亡くすけれど、最初のミラクルモップが売れたところを見せてあげられて良かったよね。俺はやっと一息ついたときには祖母は亡くなってた。そのことはちょっとだけ後悔してる。もっと良い自分の姿を祖母には見せてあげられれば良かったなぁと。

Written by ei

3月 21st, 2017 at 9:37 am

Posted in DVD,Movies

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