善き人に悪魔は訪れる
原題：”No Good Deed”(2014)
イドリス・エルバってどちらかというと「知的な黒人」という役が多い気がするんだけど、この映画は珍しく悪人。なんかTVシリーズで見たことある人が多くてそっちが気になった。（笑）
嵐の夜、結婚して二人目の子供を産んだばかりのテリの家に見知らぬ男が訪ねてきた。近くで車がスリップしてしまったので電話を貸して欲しいという。このところ夫ともうまくいっていないテリはこの見知らぬ男、コリンを家に招き入れてしまう。しかしコリンにはこの家まできた理由があった。
「マイティ・ソー」の門番 ヘイムダルやパシリム、そして個人的にはすごく好きな「テイカーズ」など、最近の黒人俳優の中ではかなり売れっ子と言えるイドリス・エルバが主演なのできっと彼が家族を守る話なんだろーなーと思ったらとんでもない、悪人の方でびっくり。（笑）まー、俳優さんてどんな顔も持ってるよねーとつくづく思うわけで。
内容としてはちょっとだけひねってはあるけどふつーにスリラーです。アメリカなら、やっぱり嵐の日に訪ねてくる見知らぬ人を家にあげちゃいけないよね！と。……日本でも最近は危ないか、やっぱり。
主演はそんなわけで悪人だけどイドリス・エルバ。「ファインディング・ドリー」で声優とかもやってたりするのね（あ、「ズートピア」でもやってる）。今年はもちろん”Thor: Ragnarök”がやってきます。襲われる主婦役にはタラジ・P・ヘンソン。この人、「パーソン・オブ・インタレスト」のカーター刑事役なのよねー。「ベンジャミン・バトン」でオスカー候補になったって、Wikiで初めて知りました。さらにテリの夫 ジェフリー役がヘンリー・シモンズ。この人は「エージェント・オブ・シールド」のマック。と、まーTVシリーズで見てた人たちが揃ってました。
監督はサム・ミラー。経歴を見るとこの人もTV界の人で、まぁ納得と。
ま、90分くらいかるーく時間を潰したいときに見るにはいい映画か。悩むこともなくサクッと見れます。