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Runnin' Wild

海賊とよばれた男

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あー、間違えたー!(酷)

すでに戦前を覚えてる世代が少なくなっている今、戦争期〜復興期ってのはドラマのトレンドなんですかね。確かに復興の「熱」が感じられる映画は感動を呼べるかもしれないなぁと。

北九州で石油類の販売会社を興した国岡鐡造。販路がない中、海に浮かぶ船に燃料を運ぶという奇策で売り上げを伸ばし、周りの者からは「海賊」と呼ばれるようになった。戦前〜戦中にかけて日本の大手石油販売会社や海外メジャーと戦った国岡商店は、戦争が終わったあと東京に残る社員を集めて「誰の馘も切らん!」と宣言。ラジオの修理など様々な仕事をしながら、再度海外メジャーに頼らない、独自の石油販売の道を探し求める。

出光興産を興した出光佐三氏をモデルにした同名小説の映画化。俺、漫画で読んでる(現在連載中?)。wikiなんかで確認すると、ほぼ事実に基づいて描かれてるんだなぁと。そして日本の復興を担ってきた人たちの生き様はなんと生き生きとしていることかと。朝の連ドラとかもそーだけど、この時期の日本を描くことが面白いという時代になってきたということか。

実はこれって特撮技術とかも関係してて、昔の景色が描けなかった(焼け落ちてしまってあの時代のものは何もないから)のが、CGを使うことで安く(セットを組むよりも)リアルなものができるようになってきたということもでもあったりするんだよね。最近のハリウッド映画でもリアルな過去(あ、ファンタスティックビーストもそうだった)が観られるようになってるし。

主演は超ひらパー兄さんこと(違)岡田准一。「永遠の0」チームが再集結しての映画化はやはりヒットに期待がかかりますな。他には小林薫、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平などなど。主演が岡田くんでなので年齢の逆転現象が起こってたりするのは面白い(60代、最後は90代まで演じてますからね)。妻役の綾瀬はるかはほぼ添え物状態で、まぁこれは男のドラマですわ。そーいう時代でもあったってことだろうけど。
脚本、監督、VFXは「永遠の0」と同じ山崎貴。

この時代の日本はきっと皆必死で、でもやればやっただけいい暮らしができた、ある意味いい時代だったんだよなぁと。俺が生まれた頃もまだまだ貧乏だけど楽しい毎日だった気がする。最近はモノが溢れかえってやっぱり歪な感じで、まぁそれを否定するわけではないけどなんかどんどん歪んでる気がする。そんな意味でこの時代にノスタルジアを感じてしまう人たちが増えてくれば、当然その時代の映画が流行るわけで。これからもこの時代の映画は作られていくことでしょうね。

Written by ei

12月 11th, 2016 at 12:32 pm

Posted in Movies,Roadshow

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