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Runnin' Wild

スター・トレック BEYOND

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原題:”Star Trek Beyond

んー、なんというか「X-MEN:ファイナル・デジジョン」みたいな……(と言えばまぁわかってもらえる……のか?w)。スター・トレックシリーズで言えばあの「新たなる未知へ」みたいな(それは酷いw)。前作が良すぎただけにちょっとね。

カーンを倒した後、5年間の深宇宙探査に出たカーク率いるエンタープライズ号は順調にその任務を果たしていた。しかしカーク自身はこの3年の間に疲弊し、艦長職を辞することを進言していた。エンタープライズ号がちょうど宇宙港ヨークタウンに入港した頃、謎の宇宙船が飛来。未探査の星雲で遭難した仲間を救出して欲しいという。カークはクルーを集め、星雲へと向かう。

リブートシリーズの宇宙のことを「ケルヴィン・タイムライン」と呼ぶことが正式に決定したそーで、まぁこのタイムラインではこれまでのスタトレの全てを無視して構わないところがポイントなんだけど、今作ではちょっと色々変わり過ぎてて戸惑うみたいな。ま、一番言いたいことはといえば「どんなに世界が変わろうともカークが自ら『エンタープライズを降りる』なんて言わない!」ということかと。そもそもあの破天荒で、港ごとに女を作って浮名を流したカーク(酷い言われ方だなw)はどこに行ったのかと。ここまで女性の影がほとんど出てこないなんて、やっぱりドクターとスポックで三角関係という薄い本みたいな設定になってるのかとか言われても仕方ないよなと。リブート1作目の女好きっぽい設定はどこに行ったのかと小一時間……。まぁTOSから始まるタイムラインと違って幼い頃に父を亡くして苦労したとかそーいうところはあるかもしれないけど、人の本質って変わらないものなんじゃないの?とか。

そんな、なんだか意気消沈したカークの姿とかエンタープライズ号の行く末とかを見せられると、ちょっと違う……って思ってしまうんだなぁ、オリジナルシリーズのファンとしては。そんなわけで個人的には十分に楽しめなかったというわけ。

本来の脚本は多分Mr.スポックことレナード・ニモイ追悼という意味合いもあったと思うんだけど、不慮の事故で亡くなってしまったチェコフことアントンの姿を見てるとそっちにうるうるきたり。編集段階で撮影したシーンをできるだけ入れたりしてるかなぁとか思ったりもして。

主要キャストは変わらず、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、カール・アーバンにゾーイ・サルダナ。サイモン・ペグは今回脚本にも参加。驚いたのはエンドクレジットで最初に出てきたジョン・チョー。アリババ集団が金出してるからって中国人がトップかよーと思ってたら、彼は韓国系アメリカ人でした(失礼しましたーw)。そして事故で亡くなったアントン・イェルチン、次作があるなら別の船に乗ってる設定かなぁ。敵役にはイドリス・エルバ。でも誰がそーだかほとんどわかりませんが。w
監督はスター・ウォーズで忙しいJJに変わって「ワイルド・スピード」シリーズのジャスティン・リン。

もし次作があるならあとはカーク本人……つまりウィリアム・シャトナーが出るしかないですな。今作でも出演は検討されてたそーだけど、Mr.スポックを送るという意味であれば今作に出て欲しかったかも。ああ、合掌しつつ、長寿と繁栄を。

Written by ei

10月 22nd, 2016 at 12:30 pm

Posted in Movies,Roadshow

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