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Runnin' Wild

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原題:”Sicario

主人公がある意味「蚊帳の外」っていうのはイマイチ乗り切れない。でもまぁアメリカの麻薬戦争はこんな風に展開しているんだなと。

FBI捜査官のケイトは国防総省のマットが率いるチームに加わり、麻薬カルテルの捜査を行うことになる。マットのパートナーでコロンビア人アレハンドロは謎の人物だが、 カルテルの動きや組織の構成に詳しく、メキシコから連れ帰ったカルテル幹部を拷問してアメリカーメキシコ間を通るトンネルの位置を確認し、チームで急襲。ケイトは目の前で行われる不法な捜査に反発を覚える。

これが今、アメリカの国境付近で起きている日常なんだなーと。超法規的(=不法)な捜査によって力づくで潰さない限り、この戦いは終わらない。ま、力で押さえつけようとするのはアメリカの得意とする方法という話もあるかもしれないけど。そしてFBIでさえ手が出せない世界。主役がFBI捜査官なんで、その動きを追いかけてても一体何が起こってるのかわからなくなる。それが狙いなんでしょうけどね、この映画。

メキシコーアメリカ間のトンネルというと、「ワイルド・スピード MAX」にも出てきましたな。そーいやあれもメキシコからアメリカに薬を運ぶ運び屋の話だった。つまりやっぱりこーいうのってあちらでは常識なのか。

てことで主演はエミリー・ブラント。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」からこの手のハードアクションものに登場することが多くなったけど、続編には出るんですかね。製作始まったとか聞いたけど。アレハンドロにはベニチオ・デル・トロ。そしてマットにはジョシュ・ブローリン。汚れ役でも渋いですな。そーいや二人ともアベンジャーズに出てるな(コレクターとサノス)。いつかアベンジャーズシリーズは売れてるスターを全部投入できるんじゃないかね。(笑)
監督はドゥニ・ヴィルヌーブ。あの意味のわからなかった「複製された男」を撮った人。なんと”Untitled Blade Runner Project”でメガホン取ってるそーですよ。

これが日常という国に生まれなくて良かったと思うし、そーいう意味では我々にはこの映画は正しく理解できないところなのかもしれないなーとか。

Written by ei

4月 15th, 2016 at 4:54 pm

Posted in Movies,Roadshow

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