若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

2015年 映画総括

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えーと、あけましておめでとうございます(遅)。

昨日地元から帰宅し、今朝は全然起きられず。ああ、年取りましたね。結局年末あと4本のビデオも見れなかったし、まだ今年最初の一本に行ってないし。まとにかく、今年も映画はしっかり観ようと思います。

ということで遅ればせながら2015年の総括。劇場で観たのは73本。俺、頑張った!(笑)去年はいろいろな続編が公開される年でしたね。シリーズ物がある程度の客数を見込めるという点で作りやすいのはわかるけど、もう少ししっかりした映画が欲しいなと思ったのは事実。ま、2015年のベストもシリーズ物なんだけどさ。

ベストムービー「マッドマックス 怒りのデスロード

まー、この映画はやっぱりすごいとしか言いようがない。実際、やってることは「捕まって、逃げて、戻ってくる」だけなのに(笑)、その間に見るべきところがいーっぱいある。いくつもの美しいシーン、ただただ狂ってる改造車とか登場人物とか。でもそれらすべてが素晴らしい「絵」になっていて惚れ惚れする。

そしてこの映画を70を過ぎて撮れるジョージ・ミラーという人の才能。というかこの年になってよーやく彼の思い描いたビジュアルに技術が追いついたんだなーというのも実感できる。去年のベスト「インターステラー」の対極にある映画(笑)なんだけど、そんなことどーでも良くなって(=アタマが悪くなる?w)、ウォーボーイズと一緒に「V8!V8!」と叫びます。

このところ「ベスト」は決めてこなかったけど、今年ははっきりとこれがベストだと言い切ります。今度爆音上映があったら何はともあれ行くことにする!

すでにビデオも発売&配信中。見ていない人はとりあえず見て、一緒に「V8!」叫ぶぞっ!(バカw)

セッション

この映画の「指導」を日本では今「いじめ」と言っていて、というかそれは常に受け手側がその行為をどんな風に捉えたかによる。トップになるということは、特に勉強とかそんなんでなく、自分のセンスでトップになるということはこーいうこと。それが我慢できなくなった子が増えたから、教師によるいじめとか体罰って話になる……。

とはいえこの映画の本質はそんなところじゃなくて、その厳しい「指導」の中から生まれる「天才の狂気」をどう感じるかどーかという点。二人のバトルから生まれる音楽はまさに素晴らしくて、何をしてもそれを生み出したものの勝ちなんだなぁと。

マイルズ・テラー、この映画から一気に登っていくかと思ったのに「ファンタステック・フォー」で思わぬケチがつき。2016年はすでに3本の映画が完成していて、残り2本も製作中。J.K.シモンズもTVシリーズ、映画とあちこちで奮闘中です。

図書館戦争 THE LAST MISSION

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邦画の中では個人的な感情も含めて一番良かった映画。まぁ原作に対する思い入れが深いってこともあるんだろうけど、アクションシーンはよく頑張ってたしね。特に岡田くん、もうジャニーズって枠外すべきなんじゃね?というか、昔の華奢な頃とは比べるべくもない凄い筋肉ですね。

もし見るならシリーズ通して見返して欲しいし、できることなら原作も読んでみるともっと理解が深まると思う。何より図書隊が命をかけて守っている自由とは、自分たちにとってどれほど大切なものなのかを実感してもらいたい。そしてもしそんな日が来たら、自分たちも声を上げて立ち上がるべきなのだということを知ってもらいたいなと。

キングスマン

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今年はスパイ映画の当たり年というか、スパイ映画ばっかりだったわけだけど、俺はこれが一番好きかも。まぁマシュー・ヴォーン(「キック・アス」)の映画のタッチが好きなんだと言われればその通りかもしれません。

「007 スペクター」が超真面目なスパイ映画になったことで失ったものはこの映画の中にあると言ってもいい。つまり昔のボンド映画が好きだった人ならこの映画は絶対好き、というか娯楽映画なんだから楽しんで見なきゃ!って感じですよ。

すでに続編の製作もスタートしていて2017年公開予定。楽しみですな。

ワイルド・スピード SKY MISSION

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作品の出来がどーのというより、もうただ悲しくて泣いてしまうのですよ。

アクションは派手にぶちかまして、ハゲも大集合してシリーズ的には大盛り上がりなのに、あの人がいないというのはとても悲しい。「家族」と言っていい人たちが、ポール・ウォーカーを喪った悲しみが映画の中から痛いほど伝わってくる。そして俺は彼が好きだったので、シリーズの続きは見ないかもしれないくらい、やっぱり喪失感は強い。

ラストシーン見るとまた泣いちゃうだろうなぁ。それほどあのシーンの印象は強くて。ああ、合掌。

他には「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」も「チャッピー」も良かった。台湾映画の「百日草」も良かったなぁ(主演のカリーナ・ラムは台湾のアカデミー賞である金馬奨で主演女優賞も獲得)。

そして栄えある(笑)最低映画は。

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」「進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド

2本まとめてもどーやっても、何を見ても「ダメ」。ハンジの石原さとみとサシャの桜庭ななみの「イモ」しか記憶に残らない映画。というかTVのウルトラマンを見ているよーな格闘シーンとかは「記憶に残したくない」と拒否してるのかもしれない。(笑)

本当に「シン・ゴジラ」が心配ですよ。庵野総監督は果たしてどこまでダメ出しできるかなぁ。昔のゴジラへのオマージュならいらないからね!俺たちは新しい時代のゴジラが見たいんだ。「ゴジラは着ぐるみだからここにたるみがないと」とか言わないよーに。

あとは「ファンタスティック・フォー」(シリーズ予定がキャンセルされたという噂も?)と「劇場霊」のダメ加減が光ります。中田秀夫監督はどーしてしまったのか。あんなつまらない映画を作ってしまうとは。やっぱり秋元に関わるとダメになるね。(それは言ってはいけない?)

ということで2016年はどれだけ映画観れるだろうなぁ。今年も頑張りますっ!

Written by ei

1月 5th, 2016 at 1:43 pm

Posted in Movies

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