ベイマックス
原題：”Big Hero 6”
今年最後の映画館はディズニーによるマーベル対抗ヒーロー戦隊もの。（笑）あの見かけにダマされちゃいけませんよー。
天才中学生、ヒロはサンフラントウキョウ市に住んでいた。兄のタダシの影響で飛び級して大学に入りたくなったヒロは、指先サイズのロボットが集まって群体として動くマイクロボットを開発。無事入学を認められる。しかしそのプレゼン会場で火災が発生し、タダシは爆発に巻き込まれて帰らぬ人になってしまう……。哀しみに沈むヒロの前に現れたのは、タダシが開発した痛みを癒すケアロボット、「ベイマックス」だった。
日本のTV CMはこのベイマックスのかわいさというかちょっとマヌケでマシュマロみたいな感じを強調したものになっているので、そんな癒やしの映画なのかなーと思って軽い気持ちで観に行って、ディズニーアニメのお約束の本編前短編（実はコレが結構楽しみ。「Feast」、犬好きには絶対観てもらいたい秀作）も楽しく観てさぁ始まったら、なんとCMの印象とは全く違うヒーロー映画だったというわけで。
まず日本のアニメとかヒーロー映画をよく研究してますわな。主人公が日本人名なのも日本のアニメ好きなんだろうなぁって感じするし。ベイマックスなんて必殺技はロボットアニメの始祖のアレですから。ｗ 何とも言えない燃える展開とか勧善懲悪ではなくそれぞれに理由があることなんかもそうだし、空を意味なく飛んでしまうところなんかはとっても宮崎さんな感じ。やっぱりアニメーターは皆、キャラクターを飛ばしたいんだよ！（笑）
そして御大 スタン・リー（本人）が登場してのラストシーンは、あの映画のパロディ。しかもそこで引いたら続編を作らざるを得ないじゃないかっ！ま、この映画の内容なら続編作って全然平気ですけどね。むしろ大好物。
キャストはアニメなので割愛〜。ああ、だからスタン・リー。（笑）ぜひいつかビッグヒーロー6をアヴェンジャーズに呼んでやって欲しい。
隣に座った一人できてた女の子が号泣してたのが気になってたのは内緒の方向で（てかそこまで泣くか？いや、俺もほろっと来たけどｗ）。青少年にも、昔ロボットアニメやヒーロー戦隊ものを見てきた世代、さらには「アヴェンジャーズ」シリーズが好きなあなたにもオススメできる一本でした。
結局TOHOポイントはコーヒー一杯買って去年の分を消化。1ヶ月無料は来年の3月くらいまでお預けかなー。しかしTOHOシネマズのコンセッションの混み方はどーにかして欲しいレベル。あれがあるからコンセッション使いたくないんだよなー。なんとかしてください＞TOHOシネマズさん。