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Runnin' Wild

X-Men:フューチャー&パスト

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原題:”X-Men:Days of Future Past

リブートX-Menシリーズかと思いきや、ブライアン・シンガー監督があまりに酷かった前シリーズのラスト「X-Men:ファイナルデシジョン」の敵を討ちに来た(違)映画だった。今作でもやっぱり圧倒的な存在感のジェニファー・ローレンス。もう脱帽ですわ。

時は2023年。世界はミュータントを滅ぼすために作られたロボット「センチネル」によって荒廃していた。ミュータントだけを駆逐するように作られていたはずのセンチネルは、ミュータントを産み出すのは人間と定義付け、人類をも抹殺しようとしていたからだ。数少ないX-Menの生き残りたちは、センチネルが作られることになった原因ー50年前に起こったミスティークによる最初の殺人を止められないかを考える。危険な過去への旅ができるのは、不死身の身体を持ったウルヴァリンことローガンだけだった……。

ということで今作は、前シリーズのキャストとリブートシリーズのキャストが混じり合うお話。未来を救うために過去に戻るというのはSFでは良くあるテーマ、映画でもご存知「ターミネーター」がその代表ですな。タイムリープものでは必ずつきまとうタイムパラドックスもまぁ上手に処理して、気持ち良い終わり方になってます。

そもそも「X-Men:ファイナルデシジョン」はブライアン・シンガーが撮ることになってたんだけど、それがスーパーマンのリブート企画「スーパーマン・リターンズ」で監督に抜擢されたために監督が変わり、それはそれは酷い映画になってしまったという経緯がある。そして「スーパーマン・リターンズ」も失敗作の烙印を押されてシリーズは作られなかった(もう1回リブートし直した)。
まぁそんな経緯を知っていると、今作でブライアン・シンガーが戻ってきたのはあのときの無念を晴らすため?と思わずにはいられない。実際、今作にはかなり力が入っていて、いかにして過去(未来w)のシリーズと今(過去)のシリーズをまとめるかにかなり力を割いてあり、さらにウルヴァリンのスピンオフシリーズにも繋がっていたりする。つまりこれまでのすべてのX-Menシリーズを繋ぐ鍵となる作品になっている。

入り乱れる新旧キャストの中にはカメオ出演で嬉しい顔もちらほら。特にクレジットにないあの人の姿を見たときには涙があふれましたね。そしてやっぱり凄いのはジェニファー・ローレンス。もうこの娘凄いわと素直に認めざるを得ないその存在感。X-Menシリーズを通してここまで存在感のあるミスティークはもちろんいないし、他のキャストをも圧倒してる。その「眼」に自信が漲ってる感じ。こんな映画(失礼)でも全く手を抜かない、ホントに凄いです。

てことでX-Men’sはヒュー“ウルヴァリン”ジャックマン、ジェームス“プロフェッサーX”マカヴォイ、マイケル“マグニート”ファスベンダー、ジェニファー“ミスティーク”ローレンス、ニコラス“ビースト”ホルト。旧シリーズからはなんと嬉しいハル“ストーム”ベリーにエレン“シャドウキャット”ページ、アンナ“ローグ”パキン、もちろんイアン・マッカランとパトリック・スチュワートの旧(未来?)マグニート&プロフェッサーXも。実はローグは結構重要な役回りだったらしいんだけど、編集段階でカットされてしまったとか。ぜひディレクターズカット版とか特別編とか観たいな。
監督はブライアン・シンガー。次作も”X-Men:Apocalypse”と決まっていて、2年後には公開でございますよ。あー、チャニング・ティタムが出るってのはこれかー。

てことでエンドロールのあとで登場する怪しいヤツこそ、次の敵アポカリプスだっ!ちゃんと最後まで観よーね。w

Written by ei

5月 28th, 2014 at 2:23 am

Posted in Movies,Roadshow

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